海外在住の今は亡き息子家族と海外在住の娘家族がいるSさんの
任意後見をしてはや4年、いよいよ認知も進み介護度も上がったので
家庭裁判所に後見人申請をすることになりました。
書類を個人で揃えるのは海外在住のご家族のためちょっと大変なので
司法書士の先生にお願いする方が良いとの判断で
ご家族の承認も得て、費用はSさんの支払いで、という条件で
申請をすることになりました。
司法書士の先生にお願いすると言っても
何もかも丸投げ出来るわけではなく、
お預かりしている通帳のコピーや施設や病院の領収書を集めたり、
やることはいろいろあります。
とは言え、自分でやるよりは信頼できるし、
かなり楽に申請ができました。
そして、申請がおりて安心しながら書類を読み込むと・・・
申請に掛かる支払いは申請人が支払う事。
はぁぁぁぁぁぁ???
即効裁判所に電話で問い合わせ。
”司法書士に支払うお金は私が支払わなくてはいけないんですか?”
”はい、申請したのがあなたなので”
”いや、ご家族との話し合いで、Sさんの資産からそれを支払うということになってたんですが。
口座間の振込でそれは出来ないのですか?”
”Sさんの口座からは勝手に支払いはできません。”
”私はご家族からの依頼で申請したんですけど”
”申請者はあなたなのであなたが支払うことになります。”
”では、本人が他界後、そこから支払ってもらうことは?”
”できません”
ちょっと待って、こっちはSさん放置してたら路頭に迷うと思って
引き受けてるのに、なんで私が支払わなければならないわけ??
これ、捨て猫拾ったら拾った人が最後まで面倒見なくちゃいけないのに似てないか?
いやいやこれ、人だし。
こんなことあるってわかったら誰も後見人引き受けないんじゃないの?
なんでこんなに杓子定規なんだ??
とりあえず司法書士の先生の費用は払わないといけないけど、
ご家族と相談だわ。
いやいやなんか腑に落ちない。どうゆうこと!?