親も(自分も)倒れて意識がなく病院に運ばれた時に
どんな治療がして欲しいのか、欲しくないのか
決めておくのはとっても大事です。
”お爺ちゃんが倒れて病院に運ばれて
寝たきりになるのは可愛そうだから、
家族も兄妹も延命治療はやめてほしいって
病院の先生に頼んでも、受け入れてもらえなかったの。
本人も元気な時に無駄な治療はいらないって言ってたのに、
本人の意思が確認できるものがないので
それは受け入れられませんって。
それで2年も意識のないまま他界するまで
病院で寝たきりだったのよ~。”
これに似たような話をよく耳にします。
自分自身だったら、どうしてほしいか少し想像して考えてみて下さい。
①意識がなく、治る見込みもない、自力で呼吸もできない。
そんな状態になった時、あなたは治療をしたいですか?
②痛みがある場合はどうしますか?
痛みを和らげることはしてほしいですか?
③胃ろうをしなくてはいけなくなった時はどうしますか?
④自分が意思表示できなくなった時、
誰に治療などの最終決定をお願いしますか?
自分自身もいつ倒れるかなんてわかりません。
こういうことをよく考えて家族に話したり、
伝えておくこと、また書式にしておくことで
自分も家族も後悔が少なくなります。
親が突然倒れて、
もし、治療方針の選択をあなたがすることになったらどうしますか?
もし、治療したとしても意識のない状態で、
何年も寝たきりで生存するだけの状態だったら、どうしますか?
現実的なことを言えば、何年も意識のない状態で
病院に入院すると、3か月で退院を迫られることが多いです。
それまでに、次の病院を探す必要があります。
もちろん、入院している病院のケースワーカーさんから
紹介してもらえますが、気力も資金も
結構使います。
そしてなぜか、時々かほとんど世話をしない家族や
親族からごちゃごちゃ言われます。
もちろん、書式に残しておいても
いざ、病気になった時には治療に対して
考えが変わるかもしれません。
それでも、やっぱり延命治療について
意志を書面に残しておくことは
必要です。
親が倒れて治療に関して意思表示が出来なくなったら
どうしてほしいのか、元気な時に聞いておきましょう。
そして、親の考えを家族・兄妹と共有しておきましょう。
リビングウィル(生前の意思表明)もしくは
尊厳死宣言を作成し公証役場で認証してもらうことで
医療機関にもその考えを受け入れてもらえる
可能性がとても高くなります。
厚生労働省にも延命治療に関するガイドラインと解説が
ありますので、是非一読してみてください。
状況・病院によって受け入れていただけない場合もあるそうです。
突然olivia父も手術を
受けなければならない状態がやってきました。
”そろそろ、尊厳死宣言を作っておかないといけないね。”
前日に話していたばかりで、まだ何も作っていないときでした。
父の病院の診察に付き添いで行ったのですが…
診察前の検査を終了したところで、
看護婦さんに”車椅子に乗ってください、緊急手術します。”
って言われました。
思わず”は?”
選択の余地なし。
数分後に父は術着で移動ベットに寝かされ
緊急治療室に連れていかれました。
担当の先生から
手術の説明をいきなりハイスピードでされました。
olivia:”先生、手術をしないという選択はありませんか?”
間髪入れず
先生:”ありません!!”
olivia:”本人が希望していなくてもダメですか?”
先生:”即手術しないと死にます。
それがわかっている以上手術をする選択しかありません。”
父:”いや、手術はしたくないんですけど。”
(↑意識はっきり、受け答えしっかり)
先生:”選択は手術だけです。”
とりあえず、手術の同意書にはサインをしたものの
実はあんまり納得してなくって
モヤモヤ状態。
なんで一択なのよ~!!
先生はolivia親子の希望には全く耳を貸さず、
あっさり手術。
”失敗しないので”なんて自信があったのかどうかは
わかりませんが、
父が手術の間、何かあった場合は
oliviaが父の命の選択を
決定することになったのでした。
とりあえず、父は今のところ回復し
元気に過ごしています。
父の場合は心臓にペースメーカーを入れる手術をすれば
助かるということだったので
このような流れになったようです。
もし、持病があるなら、
それが進行したときはどうなるのか
どんな治療があるのか、どんな手術なのか
担当のお医者様にしっかり聞いて、相談してから
本人の希望する治療・延命措置を
リビングウィルや尊厳死宣言に表明をしておきましょう。
olivia21のmy Pick