生前整理のお手伝いをしていて
よく聞かれるのが
老人ホームって
いつ入る(入れる)のがいいの?
ってこと。
これが正解!
っていうのがないのよね。
一つの目安は
一人暮らしや
老夫婦の場合
今までそれなりに
きれいに部屋をきれいに
出来ていたのに
掃除が出来なくて
部屋の隅に綿埃があっても
気に留めなくなった。
台所の洗い場に
食器が溜まったまま
冷蔵庫の中に
期限切れや腐った食品が
そのまま放置
ゴミが溜まったまま
こんな状態になっていたら
人の手を借りるか
老人施設への入居を
急いだほうがいいと思う。
本当はそうなる前に
準備が必要なんです。
多くの人は
だいだい40~50歳くらいで
介護を経験して
”これは大変早いとこ準備しないと周りに迷惑かける!!”
思ってたはずなのに
60~70歳くらいで
そこそこ健康になんとなく生活出来てると、
なぜか
”自分はこのままこの状態で一生いけるんじゃないか?”
などとなぞの自信をつけたまま80代に突入。
自分が知っている自分の体の動きと
実際の体の動きが違って来て
段々不安になってくるのに
まだいける!と
数年踏ん張る。
押し入れやタンスの
開かずの扉の向こう側の整理は
体力がなくてできなくなる。
人にもよるけど
80代後半から90前半には
健康な人でも
年相応に物忘れ?
認知症状が出てきたりする。
役所の手続き、その他書類の手続きが
わけわからなくなって放置か
送り先に不満ぶちまけた
電話をかけちゃったりする。
そのころになると
運が良ければ
ご近所さんや民生委員さんから
お役所に連絡。
さあ、どうする??
ってなることが想定されます。
先のことなんてわからないから
そんな面倒なこと考えたくない!
死ぬことを準備するなんて縁起が悪い!
って、言われる方がいますけど
死ぬための準備ではなく
自分の未来を
より軽やかに健やかに笑顔で過ごせるように
準備しておくのが
生前整理なのですよ。
老後の生活を考えるのもそのうちの一つ。
誰でも皆さん平等に年は取ります。
考えなくても考えても
年はとります。
でも、準備をするかしないかで
未来は大きく変わります。
現在の自分の生き方も変わります。