20センチュリー・ウーマン
いい映画だったなぁ。
人間味があって。
1980年代の夏。
高齢出産で産んだひとり息子ジェイミーが思春期に入り、息子の行動が理解できないと悩むシングルマザーのドロシアが、「立派な大人に育てるために協力して欲しい」と二人の女性にざっくり投げる。
写真家のアビーは、クラブに連れ出し、ビールの味や女性の口説き方やフェミニスト教育をして、オーガズムの知識を与えるし、
添い寝友達で、セラピストの母親を持つジュリーは、歩きタバコを教え、ジェイミーやドロシアにセラピーめいたことをしたり、
性についても、時に真面目に、ユーモアも絡めて描くので、好感が持てました。
ジェイミーと男友達の喧嘩のきっかけが、Clitoris stimulationだったシーンは、隣の席の女性と爆笑。
あと、ホームパーティーでのMenstruation唱和も。
ジェイミーは、アビーの子宮頸がんの検査結果を聞きに行く時に婦人科に同伴し寄り添う。
ジュリーが避妊に失敗したら妊娠検査薬を買ってきてあげる。
ドロシアに気づきを与えるためにフェミニストが書いた「女性の老いへの不安」を綴ったエッセイを「これ、お母さんのことじゃない?」と読み聞かせる。
大抵の男性が見て見ぬ振りしたい場面をちゃんと直視するんですよ。
多様性のあるオトナに囲まれて、母の心配をよそに、いい男に育っていくパンク好きなスケボー少年。
ルー・リードのTシャツ着ていたり、さりげない小道具も彼の個性が主張されていて、いい。
映像もスチルも綺麗。
スローなジャズで踊ったり、
パンクロックでモッシュしたり、
楽しい時も悲しい時も踊る踊る。
それぞれが、自分の心の拠り所を持っていて、それを他者に提示して、受け入れられたり、受け入れなかったりしていく様も好き。
心のぬくもりを取り戻したい時にまた観たい映画。
新宿ピカデリーは7月7日までなので、お早めに!
20センチュリー・ウーマン
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