3日間で延べ82,736歩も歩いた影響もあり、また右足膝のベーカー嚢腫を(自覚したのが)約1か月半前から発症していることも重なり11日 土曜日、12日 日曜日とグロッキー状態で過ごしていた。
ベーカー嚢腫とは“膝の裏にある関節液(滑液)という液体を含んだ滑液包が炎症を起こし膨らむ”状態で、右足膝裏にこぶし大の水泡に膨らみ、右足の踏ん張り不良と多少なりとも影響が出ている。
3月7日より10日まで東京ビッグサイトにてFoodex 2023が開催された。
Foodexとは日本最大の食の見本市/展覧会のことで、COVID-19による入国制限が全面解除されたこともあり、相当多数のアジア各国からのバイヤー参加が見受けられた。
私自身、2020年に幕張メッセにて催行されたFoodex 2020へ赴いた後、2021年、2022年と海外からの入国制限措置並びに幾度もの左足疲労骨折に起因する体調不良も加わり参加を見送っていたのだが今年は大層盛大に催行されたという印象を受けた。
そこで本日は『Foodex 2023』と題し、乱れに乱れた日本の食と日本政府の世界の潮流に逆行する施策を検証しようと思う。
Foodex 2023の初日3月7日は4月毎の通院予約があり、私の参加は8日~10日の3日間であった。
今回のFoodex 2023には山形 南陽市役所が主導した赤湯ワイン組合、(株)結城酒店、(有)宮内ハムの出展もあり「お手伝い(英語通訳等)」を申し出ていたこともあって3日間連続で東京ビッグサイトまで足を運ぶこととなった。
まず結論をお伝えすると「お手伝い(英語通訳等)」は全く不要であった。
今回、結城酒店結城社長の御子息が同行されており、彼が海外ゲストの対応に当たられていた。
さて、トピックを本題である“食と日本政府の世界の潮流に逆行する施策”に移そうと思う。
Foodex Japanへの海外食品企業の出展があり、有機栽培 栽培物原料の食品や無農薬栽培 栽培物原料の食品を探すために参加をしているのだが、現在亜美利加を含め多数の海外農畜産物栽培、農畜産物加工業者は“Organics”、“Bio-Dynamique”製品への移行が急速に進んでいる。
ワインも“Organics”、“Bio-Dynamique”認証の取得の有無は分かれるが、世界的潮流は間違いなく“Organic”、“Bio-Dynamique”農法栽培への移行が進み、慣行農法下での栽培品は世界のマーケットから駆逐されつつあると言っても過言ではない。
“Organics”、“Bio-Dynamique”への移行は最終消費者の立場を常に考え、最高の製品を届けるという生産者の矜持からの行動だと思う。
「“Organics”、“Bio-Dynamique”」=「安心・安全」という公式は鵜呑みにはしないが、少なくとも世界の潮流は“Organics”、“Bio-Dynamique”へと変流していることは間違いない。
その一方で、我が日本国政府は来年4月より食品外装への「無添加」表示を原則禁止することを決めた。
その理由として消費者の誤認を防ぐとの建前だが、実態としては大手食品製造/加工企業からの圧力、というのが中小零細食品企業従事者の専らの見解だ。
3月13日、関東圏で放映されている日本テレビ「News Everly(夕刻のニュースプログラム)」内、午後6時15分頃から始まる特集コーナーで埼玉 秩父市に所在し自家栽培完全無農薬栽培農産物を使ったメニューのないレストラン「クチーナ サルヴェ」の店主を取り上げていた。
この「クチーナ サルヴェ」店主は私と同じ「化学物質過敏症」を発症されていらっしゃるそうで、出身地秩父に戻り農作地を借り、すべてご自身が無農薬栽培農法下で栽培された食材にご自身が飼育されていらっしゃる鶏と卵を使用するという徹底ぶりから「化学物質過敏症」は快方に向かっていらっしゃるとのことだった。
それまでは市販半製品や既存加工品、慣行農法下栽培 栽培物では「味見もできないほど酷いアレルギー」を発症されていらっしゃったそうだ。
日本の食の乱れは海外食品関係企業も表立って表明はしないものの、その現実を理解しているからこそFoodexへの出展社数が年々増加しているのだと私は判断している。
日本最大=アジア最大なのでアジア諸国からの参加者も今年は大変多く、有機栽培、無農薬栽培を原料とした加工品を製造、販売する企業も年々増加している。
今回も多数の有機栽培、無農薬栽培下栽培の原料を使用した食品のサンプルを頂戴した。
上記写真に写るサンプル食品はすべて化学的物質を使用していない製品ばかりだ。
出展社数と比較して日本の産物はごく僅か、情けないばかりだと感じないであろうか。
日本という国はセージ屋もセージ屋の腰巾着である官吏も、企業経営者も最終消費者、国民の健康維持や豊かな生活を送ることへの関心は全くないと言って過言なかろう。
また、最終消費者、国民も自身の健康維持や豊かな生活が脅かされていることに無関心で、セージ屋、セージ屋の腰巾着官吏、企業経営者へ反旗を翻す意欲すら失せている。
健康を害することに対する無関心と「健康番組大好き」ミーハー国民との落差を常に感じているのだが、スーパーストアに買い物へ行くたび手に取る食品の原材料欄のチェックをしない客が多いことに驚愕する、と言っておこうと思う。
天下の悪番組「ためしてガッテン」が取り上げた食材は放映翌日から2~3日間は飛ぶように売れるが、4~5日後には棚、冷蔵ケースに大量に鎮座していることを幾度となく見てきた。
一つ例示をすると「ためしてガッテン」にて「納豆は健康に良いから毎日食べたほうがいい」と放映されると、翌日には亜美利加産大豆であろうと加奈陀産大豆であろうとお構いなしに挙って大量に買って帰る。
海外産大豆の場合、Post Harvest 海上輸送中の腐敗、カビ防止のために防腐剤、防カビ剤が船倉内大豆に散布される。
散布された薬剤は当然ながら表面に付着するだけでなく、大豆本体内部に侵入していく。
水洗いでは侵入した薬剤は除去できず、納豆となった製品そのものに残存している。
防腐剤、防カビ剤が残存した納豆を摂食して果たして「健康増進」が図れるものであろうか?
寧ろ「健康を害する」と考えるのが自然だと私は思うのだが。
さて、先に記述した通り私は“「“Organics”、“Bio-Dynamique”」=「安心・安全」という公式は鵜呑みにはしない”が、何も考えていない日本国民は“「“Organics”、“Bio-Dynamique”」=「安心・安全」”と思い込んでいるのだろう。
日本のセージ屋、セージ屋の腰巾着官吏、企業、企業経営者はいとも簡単に嘘をつく。
目先の利益が大切で、国民の幸せだとか、健康維持/健康増進などOut of 眼中でしかない。
出鱈目「“Organics”、“Bio-Dynamique”」の存在をどう管理するのか、日本政府官吏にはできないと強く感じる。
同じく出鱈目「無添加」を排除するという趣旨のもと、大手食品関係企業の利益追求を推進するために最終消費者、国民を騙くらかすその施策実施に強い憤りを覚えるのは私だけではない。
Foodex 2023に出展していたイタリア オリーブ油生産企業の海外営業担当者が日本における「無添加」表示の原則禁止に対して「馬鹿げた政策だ」と切り捨てた。
この意見が最も正しいことではなかろうか。
近日中に上記写真の製品の使用レポートをご紹介しようと思う。