いま現在、日々の夕食摂食量を減量し、昼食摂食量の増加に食習慣を変更している最中だ。

というのも、昨年5月に受診した健康診断にて目出度く「メタボリック・シンドローム」との診断がついてしまったからだ。

 

そうは言うものの、所謂揚げ物大好きのビール腹様な体型ではないが、3年半前より米の炊飯を電気炊飯器から土鍋炊飯に変えた結果、一食で一合もの米を平らげる食生活になれば必然的にカロリー摂取過剰になるのは当然だ。

 

ということもあり、今まで使用してきた小振りドンブリ(・・・・)を一般的な大きさの茶碗へ変更し、食す品数を増やし其々を少量にすることにした。

その様な中、日本人は食事摂取の習慣で夕食にて摂取過多による肥満体質習慣が常態化しているとの記事に出会い、三食における摂食量の見直しをするに至った次第だ。

 

そこで本日は『食生活習慣の変更試行中』と題して、一般的な日本社会の食生活習慣と欧米の食生活習慣を比較しながら、私の変更試行中の点および私見考察を試みてみようと思う。

 

 

海外諸国の摂食事例を考えてみると、スペイン、イタリア、ギリシャでは昼食をしっかり食し、お昼寝までする生活習慣が一般的だ(ステレオタイプ的表現で申し訳ないが、個々の事情で異なる点は考察対象外とした)

しかし、典型的な肥満体型の人が思いの外、少ないという事実もある。

 

その一方で、ロシアやアメリカ、多くの国の食習慣で夕食摂食量が多い国々で肥満体型が多くいらっしゃるのではないかとも思える。

 

さて、海外の食習慣についてはそれほど厳密な調査研究がいま時点でできているわけではないので、私の偏見に基づく見解としておくが、上記で触れた記事内では下記の様な趣旨の事を述べていた。

『基本的に夕食後は眠るだけなので、大量のカロリー消費することはない。当然ながら、摂取したカロリーは体内蓄積されるだけだ。(相当端折った、乱暴な抄訳となっていることをお断りしておく)

 

この記事が主張することには一理あると感じ、まず1日の摂食量を概ね半分に抑制した上で1日に摂取する食事量を10とした場合、朝食3~2、昼食5、夕食2~3との割合に変更することを試みている。

とはいうものの、56年間慣れ親しんできた食生活習慣は容易く変更できるわけもなく、試行錯誤と摂食タイミングによる割合の乱れに天手古舞をしながらも、徐々にその食生活習慣の変更を試行している最中だ。

 

 

ではどのような取り組みかという具体的な点だが、まず朝起床後に空腹感を覚えない日の朝食は摂食しない、昼食は(肉類及び魚類を中心とした)Protein 蛋白質に(A kind of Root crops/vegetables 根菜類とOilseed rape vegetables 油菜科の野菜を中心とした) Dietary fibre(fiver 米語) 食物繊維をしっかりと摂食する。

夕食は炭水化物25~30%、蛋白質および食物繊維それぞれ35%の比率を基本とし、炭水化物は米であれば約0.3~0.5合程度、パスタ類であれば(乾麺状態で) 100~150g、蕎麦なら(乾麺状態で) 100~120gと概ね食生活習慣変更以前と比べ炭水化物が半分以下としている。

 

次に、炭水化物の中で私()大好物である拉麺・饂飩・素麺等の小麦製和麺類の摂食を75%近くの削減を試みている。

徐々にという緩やかな削減なのではあるが、「離脱症状」を発症していると実感できる程度に小麦製和麺類の中毒状態に陥っていたとわかってきた。

そこで、我が居宅では拉麺を料理摂食することを控え、月数回の外出時の昼食に限定することにしてみている(除 災害時非常食用乾麺の回転消費)

 

上記2例以外にも変更を試みつつある点が幾つかあるのだが、それは改めて後日記事にしてご紹介をしようと計画している。

というのも、私自身がまだ摂食可否食物の振り分けと調理方法の学習・習得が終了していないということもある。

 

 

冒頭でスペイン、イタリア、ギリシャの昼食摂食習慣に触れたが、フランスでは「フレンチ・パラドックス」と呼ばれる飲酒習慣と健康に関係する矛盾が存在し、また職場規則にもよるが昼食時でも(ワイン)飲酒という習慣もある。

※ フレンチ・パラドックス:
フランス人の食生活と、医学統計上の定説との食い違いをさしていうことば。フランスは世界一、二を争うバターと肉の消費国で、フランス料理も肉とバターが基本である。「動物性食品のとりすぎは動脈硬化性疾患をおこしやすい」というのが定説になっているが、肉とバターを多食するフランス人は、意外にも心筋梗塞(こうそく)のような心臓病による死亡率は欧米先進国中最低である。その比率はドイツの半分、イギリスの3分の1くらいである(「心臓病死亡率と肉消費量」T. L. V. Ulbrichit、「心臓病死亡率と乳脂肪消費量」S. Renaudによる)。この事実が医学・栄養学研究者に注目され、これまでの医学理論では説明できないため、「フレンチ・パラドックス」(フランスの逆説)とよばれる。
コトバンク フレンチ・パラドックス 日本大百科全書(ニッポニカ) 引用転載

 

過日、『日本の食事 vs フランスの食事 (11日ポスト分)』にてフランス料理のシェフ サタン志麻さんの著書内にて触れられていらっしゃるフランス家庭食についての記述をご紹介したが、フランスという国もまた「フレンチ・パラドックス」という矛盾がありながらも、決してブクブク・デブデブな姿の方は滅多に見受けられない。

 

最近読んだ記事ではこう書かれていた。

『 “食への意識が高いフランス人”

フランスという国は、全体的な印象として食の健康を重視している。テレビプログラムでは映像下部に「子供に間食をさせないようにしましょう」とのテロップが出る。

食事の時に出される飲料は水だけでソーダやミルクが食卓に用意されることはない。

必然的に子供たちは喉が渇けば当然のように水を飲む。

 

また、乳児期に「甘い物」を与えず、様々な食品を与え食品の風味や舌触りを覚えていく。

食事の用意は幼少期より親と一緒に行い、材料を用意し、調理、摂食までの一連プロセスを通して食の楽しさを知り、節度ある食生活を身に付けていく。

 

一方、大人も甘いカクテルやデザートを楽しむのは特別な日だけだ』と綴られていた。

幻冬舎Plus フランス女性はなぜ太らないのか…「この習慣」がカギだった! 抜粋掲載

 

食習慣は日常生活そのものであり、日頃より食への気配り、意識を配れる方々が社会の上層階で活躍できていると私は感じている。

一方で日常的(・・・)()食事はコンビニエンスストアやスーパーストアの弁当類、欧米由来ファスト・フードに冷凍・インスタント食品、調理済総菜等で済ませている人が上流社会層に属することは決して望めないであろうとも感じている。

 

コロナ禍によりUber Eatsを利用される方が増えているようであるが、私はUber Eatsの利用に否定的な見解を持っている。

Uber Eatsに関しても、後日複数の記事を公開することを予定している。