昨日は感想を書きたいと思いながらも疲れて寝てしまったので今日こそは感想を書こうと思います。

 

私の目当ては望海風斗さんでした。

言うまでもなく素晴らしかった。

そしてほかのキャストの方も素晴らしかった。

 

びっくりするくらい皆さんずっと歌ってるか踊ってた!

喉大丈夫なの?体力大丈夫なの?って

引きこもりの私からしたらまずそこにびっくり。

 

私なんて久しぶりにヒールを履いて出かけただけで

足疲れるし片足靴擦れできるしえらいこっちゃだったのに

ヒールで歌って踊ってお衣装の着替えもこなして・・・

ミュージカル俳優さんって本当にすごいですね。

 

映画で予習していったお陰で舞台では

省略されていた部分を補足しながら観られたので

これから観劇される方はぜひ映画もおすすめします。

ちなみにアマゾンプライム会員だと無料で観られましたよ。

 

というわけで感想をば。

 

舞台全体の感想としては、黒人差別のあった時代背景を

頑張って伝えてくれたように思います。

舞台の小道具?大道具?に関しては一部なんで置いてあるのかよくわからなかったりしました。

 

まずメインの三人衆に関しては

16歳?位の夢見る少女たちの時代から

超絶売れっ子になっていき、その地位を確立し

最後はそれぞれの人生を歩むというのが

すごくよく伝わってきて素晴らしかったです。

 

若さゆえのキャピキャピした感じもよかったし

売れてきてプロとしての自覚と自信にあふれていくところも

すごく伝わってきたし、最後の公演がゴールではなく

スタートだっていう感じもとーーってもよかった。

 

ディーナはエフィと違って自分をあまり語らないので

よくわからない部分があるけれど、それがディーナなのよね。

映画見ても舞台観てもなんでカーティスと結婚したのかわからなかった。

だって、付き合いの長い友達で同僚の恋人だよ?

同時進行だったのか後からだったのかは分からないけれど

やっぱりよくわからなかったな。

エフィとの決別のシーンのWe are familyはどんな気持ちで歌ってたんだろう?って映画でも舞台でも思ったなぁ。

 

ただ、置かれた場所で精いっぱい頑張ってるディーナのことは応援したくなる。

 

カーティスのお陰でスターダムを駆け上がったのは

自分でもわかるけど、でも自分の信念を貫きたいという

彼女の生き方が望海さんのディーナでは伝わってきて好きでした。

 

カーティスは映画版と違って舞台版は「音楽性より金だ!」

と断言してしまっているところがわかりやすかった。

この人だけは、メインの登場人物中で元が唯一音楽畑ではない人なのよね。

とにかく成功したい、お金儲けしたい、ステータスが欲しいという欲求のために周りを振り回すことに躊躇がない。

ある意味エフィに次いで素直な人なんだなと思いました。

 

でもさーやっぱりなんで冒頭エフィと恋仲になったんだろ?

spiさんのカーティスは結構わかりやすくディーナ好きって感じよね。

だからすごい謎で・・・。

 

好きすぎて全部自分で相手を管理したい

思い通りにしたいという気持ちと

のし上がってやるという野心が強すぎて

結果的に最愛の妻を失うけれど

おそらくカーティスは次の成功のためにまた頑張るんだろうな。

 

ローレルはね、たぶん一番年相応な女の子なんだよね。

それが舞台でもやはり印象変わらず、見ていて一番共感できたかな。

でも愛人になるのは理解できないけれど・・・

「ジミーに妻がいるのは皆わかってて関係を持つ」

と序盤でジミーが言っている通り、たぶん魅力的な人なんだろうね。

最初は「奥さんがいるなら触らないで」と年相応の潔癖さで拒み

それが共に時間を過ごすうちに絆されて関係を持つという流れなので

ローレルは割り切って愛人する人ではないのよね。

だからこそ「もう7年よ!いつ離婚するのよ!私のことを愛していないの?!」という爆発になる。

すごいわかりやすかった。

 

エフィも基本的に「私が歌いたい」「私が伝えたい」

と私を前面に出していく性格なのが観てる側にはわかりやすい。

初心な少女がたった一言で男にコロッと落ちて

序盤カーティスにぞっこんで、でも片思いっぽい感じすごく伝わったし

リードボーカルじゃなくなって不満がたまっていく姿、

再起をかけてOne night onlyリリースしたのに

カーティスにつぶされて抗議しにいく、

ディーナとの和解の場面など

とにかく情の厚さと気性の激しさが伝わってきて

エフィがいる!!!って感じだった。

 

そしてなんでエフィだけWキャストなんだろう?と

最初は疑問だったけれど、とにかく歌う場面が多いのよね。

そら喉が持ちませんわ・・・と思った。

 

この舞台全体的にずっと歌ってるんだけど

多分エフィが一番歌ってる?ような印象。

 

そんなわけでとりとめがなくなってしまったけれど

予想外に望海さん以外の方々もすばらしく

目が足りませんでした・・・。

という感想でした。