(季節のアスパラガスとパンチェッタのパスタ)
外出禁止が続くイタリアですが、
美食の国だけあって、
幸い、今のところ食べるものには困ってません。
時間もあるので、心置きなく
普段できない時間のかかる料理を楽しんでいます。
特に粉モノ。
昔から粉をこねるのが大好きなんです。
粉をこねる作業は
ストレス解消になるんです。
しかも、運動している気分になって、
そのあと、美味しく食べられる、という、
まさに一粒で3度おいしい!
というわけで、ここのところ毎日、粉をこねる日々。
こねる動作を身に着けると、
パンやピザだけでなく、
餃子の皮や手打ち麺まで、
いろいろ作れて便利です。
今日は、一番簡単な
手打ちパスタの作り方をご紹介します。
手打ちパスタというと難しそうだけど、
乾麺が普及するまでは、
昔の忙しいママたちが普通に作ってた料理です。
特に卵麺は、意外に簡単です!
ポイントは、普通の強力粉を使うこと。
時々、デュラム小麦を使う人がいますが、
イタリアのママは普通の強力粉で作ります!
【材料】4人分
強力粉 300g
卵 3個
塩 少々
【作り方】
1.ボウルに強力粉を入れて、真ん中をくぼませる。
塩も少々いれる。
2.強力粉の穴に卵を入れて、フォークでほぐし、
少しづつ周囲の強力粉と混ぜていく。
3.卵が強力粉とある程度まざったら、
手でひとまとめにして、作業台にあける。
4.作業台で、表面がつるっとするまで、
5分くらい軽くこねる。
5.ボウルを上からかぶせて、10分くらい寝かせる。
全部で20分もあれば、パスタの生地はできあがりです。
ここから、生地をのばしていきます。
パスタマシーンがあれば、さらに簡単!
でもなくても大丈夫。
めん棒でのばしていきます。
初めての場合は、生地を半分か三等分にして、
少量ずつのばすと、やりやすいですよ。
(私のめん棒は、長さが62cmあるので、
一度に多くの量ができるんです)
コツをつかむと簡単なので、
近いうちに、動画をアップしたいな、と思います。
厚みが1~2ミリくらいになるまで、
がんばって伸ばしましょう。
でも、不ぞろいなのも手作りのいいところ。
最初はあまり心配しないで大丈夫です。
分量外の小麦粉で打ち粉にして、
めん棒に生地がひっつかないように!
伸ばしたら、布巾などの上に置いて、
少し表面を乾かします。
ちゃんと乾かさないと、
切りにくいので、最低でも15分は置いておきましょう!
表面にまんべんなく、少量の小麦粉をまぶして、
端からくるくる軽く巻きます。
細長い棒状になったら、
端から、好きな幅で包丁で切ります。
多少、不ぞろいでも大丈夫です。
端っこをひっぱると、細長い麺になるので、
一度伸ばしてから、くるりとひとまとめにします。
基本的には、普通の乾麺と同じです。
ただ、乾麺より、
フレッシュな分、茹で時間がすごく短くて済みます。
大きな鍋にお湯を沸かして、
パスタを入れていきます。
もう一度沸騰してから、
約2~3分で出来上がりです。
(乾燥具合で違ってくるので、
自分で一本、食べてみてくださいね)
いかがですか?
意外と簡単にできるんです。
しかも、厚みだって、幅だって、
少しぐらい不ぞろいでも大丈夫。
卵入りの手打ち麺は、絶対おいしくできるし、
不ぞろいなのも、手打ちならではで楽しいですよ。
合わせるソースは、なんでもOK
おすすめは、前回もご紹介した、
バターとパルミジャーノと合わせたり、
ミートソースは定番中の定番ですね。
でも。普通のトマトソースだって美味しいし、
キノコ類とだって、よく合います。
トリュフなんて、もう最高!
麺自体が美味しいので、
何でも美味しくなる魔法のパスタです。
家にいなければいけないこの時期、
ぜひ、挑戦してみてください。
料理の幅が広がること間違いなしです!