以下、ネタバレを含みますので連載を未読の方はご注意ください。













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ああ~も~毎月毎月どうしてこうまで心をかき乱すの!
うっかり読めないよ、大事な仕事中とか。

うーん今回はですねー、リヴァイの私情ってちまたでは言われてますが、私も本当にびっくりでしたわ。えっここまで思いが強かったんだって。

決して血迷った感じじゃないんだけど、いやだからこそ、怖いんだけど、あの二択の状況で迷わずってところがね。もちろん団長生かすのが正解だと思うけど、それ以上の感情がこれでもかとあふれていましたよね。諌山さんどうした?!

まだエルヴィンが生きてるかどうかも分からず、どっちかといや死んでる確率の方がはるかに高かろう時でも、アルミンに注射使うのをためらってた描写とか、すごいよね。あの苦しそうな表情はもちろんアルミンに対して心を痛めているのもあるだろうけど、「ああ、これでエルヴィンには使えなくなってしまうのか」っていう絶望感もあると思うんだよね。

新兵君が団長かついで屋根よじ登ってきた時は、リヴァイにとっちゃまさに奇跡だったろうね。それであのエレン・アルミン、リヴァイ・エルヴィンの対比。しかも、エレンが兵長にばっと歯向かう感じで近寄った所なんか、ぞくぞくもんですわ。

軽い内輪もめっていうか、そういうのがまさか、まさか、まさかリヴァイの判断から起こるなんて思いもしてみなかったですから。何だかんだリヴァイは命令に従ってだけど、兵たちに無理なことさせてきたと思うけど、一応みんな納得して総意の上での作戦遂行だったわけじゃない?そこで犠牲が出ても何の文句も出なかった。

でも今回のはちょっと種類が違うんだよね。たとえ、どちらに打つことになっても、はたまた全く違う展開が来ても、ちょっとこの選択時の状況はきついね。しこり残しそうだもの。だからごちゃごちゃ、ざわざわしてるわけだけど。

でも、ものっそメタ的に読むと、もうぶっちゃけ誰も殺せない事情があって、それならその中でいかに毎度毎度絶望感を出せるか作者がひねりだしてるだけじゃないかって気がしてきた。

ライナーにしてもベルトルトにしても、もう何度も死にそうな局面あったのにいまだに生きてるし、正直今のアルミンのあの状態で息を吹き返す方が不自然って言うか・・・。

だから本来ご退場いただくつもりだった場面も、いったんはそう見せかけてやっぱり生きてましたーの繰り返しになってるのではと。

分かった!もう全員生存は確定なんだ(ポンなるほど)これでいいですか?


多分、来月は注射は何の意味もなくなってるような気がする。それで、全く別の方法で団長もアルミンも復活。これっしょ。何といっても今回のタイトルは「大鉈」で、「大鉈をふるう」ではないのです。つまり、ふるわれるかどうかはまだ分からないのです!なんてね。

人の生き死にを人間が決められるような力を持っちゃいけないってことですなツクヅク。本当恐ろしい。あの兵長をもして公私の感情がごっちゃになるくらいですから。

ミカサの頭痛があるのも見逃せない。

それにしてもミカサがどんな行動に出るのか。リヴァイがもう気力も体力も限界だろうに、何だかまた負傷しそうな気がして怖い。つか、ジーク追いかけてきた時の登場シーンが狂気迫っててぞっとした。そりゃジークも逃げ出すよ。

アッカーマンの強さや記憶改ざんが効かないわけなんかも、もっと深く知ることができるだろうか。

そう言えばハンジやジャンたちも合流しそうなのでそろそろ本当に地下室へ行く展開が来るのかな。エレンの父親が一番かぎを握っている。ジークの言いくるめ方は好きじゃなかったけど、壁外の方に(も)正義があるなら、実は壁内で人間どもがやってきたことがものすごく醜いものあるいは虚しいものになったりするのだろうか。

まあもうこうして今月ここで何を書こうが来月にはまた全く違った展開になってたりするので、無意味ではあるがとにかく毎月楽しみです。