〕「くくはやて」さん と読みます、琥狗ハヤテさん。今ハマってるBL作家さん。作家買い中です。

少し前にこちら↓の作品を読んで気になっていたのですが、



この作品の続編2が出ていたのに最近気づいて読んだのがきっかけで他のも読み漁ってます。

「剣と霧」は、(詳しくないから下手に言えないけど)中国が世界観のベースになっています。戦国の世?武人?とかその辺が出てくるの。

他の作品も読むとこの作家さんはこういう中華風戦国ファンタジーものっぽいのがお得意分野みたいね。

この世界観は好きでも嫌いでもなく料理次第って感じなんだけど、きっと私はハヤテさんの描く漢な人物像が大好きなんだわ~ドキドキ

漢だけど乙女。←コレ( ´艸`)

短編もいいのだけど、ハヤテさんの真骨頂はやはりガッツリとした長編でしょう。ハラハラしながら読んでるのが今日三巻目がでたシリーズ「メテオラ」。

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数年前の私なら逃げ出してたであろう、ファンタジーであり人外ものですが、異形として生まれた自分に苦悩する主人公とか、そこに深い謎がありそうな展開とか、物の怪、呪い、もろもろダークな世界観、そこへもって漢な男たちのオンパレードで、クラクラしますわ目

なんだろう、BLにはまだなってないのに、父性愛とか男の母性愛とか、(久々に書くけど)男の絆とか、幼馴染の友情と羨望(嫉妬?)などなど、萌える要素満載。でもって、武人としての格闘シーンがBL漫画とは思えないほど迫力あってカッコイイ。

人外でも「獣」には特に興味もなかった私ですが、しっぽついてるだけでこんな萌え要素できるんだーと驚き。恐れ入りやした。m(..)m


さすがにこれ↓はないかも(失礼)、と思ってたのに今はモフモフにやられてる・・・



これも中華風だけど、日本の戦国時代と思って読んでてもいいくらいのファンタジー。
獣はこのお目目が大きな「猫井殿」だけだけど、お館様はじめ出てくる臣下たちみんなこの不思議な生き物に魅了され、溺愛する羽目になるという、設定としてもなんとも無理がありそうなものなのに、なぜかものすごくしっくりしちゃってるのよ~。

基本4コマ漫画で話は展開しますが、読みごたえは十分。たまにシリアスな中編がはさまれるのでちゃんと一つの物語として成立しています。やはり戦国の世なので不穏な流れもあり、そいでもってBL要素もありで、なんだかんだおいしい。

BL部分はカップルがいくつか出てくるので一つ一つはあまり深く描かれないけど、懸想に苦しむ男たちの表情が何とも色っぽい。こちらまで胸が苦しくなるわー。

あ、あとおっさん出現率高し。たまらんっあせる

線の細い(?)BLに飽きたら、ハヤテさんおすすめです~。