更新すら久しぶり、感想も久しぶり。なのに作品はBL。私って本当に腐ってるんだな~。

BLを卑下しているわけではございませんで、むしろ逆。4月以来書いてないブログを書かせる気にしてくれたこの作品の底力、すごいとしか言いようがありません。

よかったなー読めて。



以下、ネタバレ有の感想です。



シリアス感が減退したような感じもするけど、なんかもしかしたらもうちょっと悲しいことが起こる前の一休み?だったらどうしよう的な勘繰りをしてみたり・・・。

矢代が心が全然ヤクザになってないのと、三角さんの言葉との葛藤が気になる。

そして、反比例するかのように百目鬼がどんどんヤクザっぽくなってって、まあそれもこれも矢代さんのためなんだけど、後戻りできない状況がどんどん進んでいる。

百目鬼の身に何か起こった時が本当の転換期?になるかも???

深読みしすぎかしら。

矢代と百目鬼の関係にも大きな進展が。

二人とも無自覚なのが怖いんですが・・・汗

特に矢代さん。影山以来芽生えることのなかったレンアイ感情にびびってるのがすごくカワイイ。しかもまだ気づいてないってのも。

顔見なかったってとこに傷ついてるとか・・・純愛って意味ではこの人まだ処女だったんだなって。

まあまあ。これからのこの人のタジタジぶりが一つの見ものでしょうか。


一方、百目鬼さん、やるときゃやる漢だった?!

頭が望んでいることを叶えてあげたいだけだったことから、一気に「汚したい」までいったのには度肝を抜かれましたが。

父親と比べられるエピソードが入ってきたのが個人的にはすごくよかったの。

そーきたか、と。

でも、普段はぼーっとしてるから、怒りに爆発した時が一番エロく見える人なので、なんかそういうドロドロとした感情を持って矢代さんに迫るのもすんごくいいかなと思えてきました。

太もも好きだからあんなに押さえつけてるの?とか気になることもいっぱい( ´艸`)

今回切なかったのは若いころの矢代と竜崎のシーンかな。惚れたりとかもういいやって言った後姿が切なかった。それを見てた竜崎も。

えーと、お家騒動はこれからどう転がるのか。

予想通り平田が黒幕だったけど、そのまま彼が悪者で終わるのか、矢代の煮え切らない態度に三角さんが業を煮やすのか。三角さんとこの天羽さんがちょっと気になる人なので、三角さんにはあまり黒くなってほしくないんだけどな。

とにかく死人がこれ以上でませんように。

何気に影山先生と狂犬君の出てくるシーンが和みます。この二人のスピンオフも将来的にはぜひお願いしたいです!

書下ろしの最後の2ページの「かんじさん」のコマが全編通してイッチバンぐっときました正直。影山じゃなくてもキスするからアレは。

ていうか、電子版では裏表紙もなく終わるもんで、何度もiPadの画面をスライドしましたですよ。

しかし、この漫画には朴念仁ばっかり出てきますな。誰がどういう形で気づくのか、気づかせるのか、はたまた気づかないままなのか・・・興味深いです。

次出るのは1年以上先でしょうか。でも楽しみに待ってます。


囀る鳥は羽ばたかない(3) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)/ヨネダ コウ

¥700
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読了日 2015年㋆17日 電子版はRenta!にて。