マイベスト本、毎年年明けに書いてたんですが、年内のほうがやっぱり気分的に一年の締めくくりという感じでいいかなと思いまして、今年は年末に書くことにしました。

と言っても、昨年あたりから読書量がものすごく減っていてベスト出すのもどうかなというほどなんですよね~(;´▽`A``
でも心に残った作品は一応書きとめておきたいので、いつも通りランキングではなく、印象に残った作品を順不同にコメントつきで紹介します。

↓それではここから、2012年マイベスト本です。(タイトルクリックで感想記事へ)

はな。「蜩の記」葉室麟
あーもうこれは間違いなく本年のベストワンです。日本ていいな、日本人ていいなと素直に思える。海外で一生懸命日本の本を読むようになったけど、これほどホームシックに駆られた本はないです。

はな。「風が強く吹いている」三浦しをん
お初の三浦作品。吹き出すくらい可笑しくて最後はさわやかに感動で!続けて読んだ「まほろ駅~」とどっちにしようか悩んだ末、やはりこの10人を描き分けた本作に軍配が上がりました。

はな。「半落ち」横山秀夫
警察小説好きにはたまらない一冊。高村薫さんの合田シリーズの「隠微な警察組織」が好きな方には大変オススメ。より詳細に裏で何が起こっているのかが分かります。

はな。「さらい屋五葉」オノ・ナツメ
今年頭に読んだのでずいぶん前なのにいまだに心に残っている漫画作品。絵の感じも暗めのお話も重い過去を持った主人公っていう設定もぴったり自分の好みに合っていました。「BLではないけど萌える作品」としてもすばらしくハイ・クオリティだと思ってます。擬似家族っぽい仲間物なのもいいんだよねー。ホントこういうのに弱いのよねワタシ。

はな。「積み木の恋」凪良ゆう
BL小説ですが、人を好きになるってこういうことなんだよねっていうのがとても伝わってくる良作です。表紙のイラストもステキ。

はな。「イベリコ豚と恋と椿。」SHOOWA
なんとこれマイ・ベストに入りました!!≧(´▽`)≦
BL漫画ですが、ここにも重い過去を持つ主人公が・・・。あの過去話が挿入されてなかったら多分ここまで好きになれなかったと思います。タイトルのインパクトにも拍手クラッカー

■ 2012年読書総括 ■

今年も冊数は本当に読めてなくて読書ブログやるには恥ずかしいくらいなんですが、本が心のよりどころとなることがより多くなってきたような気がして、やっぱりやめられないなーと思います。

心にはいつも物語が流れている・・・

そんな状態が幸せです。

さて、今年はますます電子書籍にお世話になる機会が増えたことが特筆すべきことでしょうか。特に夏の日本一時帰国時にSonyの電子書籍専用端末リーダーを購入してから、またちょっと読書スタイルが変わったような、これから変わりそうな予感。

もう一回電子書籍の手軽さ、そしてリーダーの電子ペーパーの読みやすさに慣れてしまうと元に戻れなくなります。もちろん紙の本で読めたらペストだけど、日本の外にいる者にとっては電子書籍はEメール、スカイプの次に来る最も画期的なサービスだと個人的には思ってるんだけどな。

ちまたではコンテンツ不足が不満という声が多いですが、2年前と比べたら段違いです。電子化された作品の中から読むものを決めるのでも十分いい本との出会いがありそうですけど。この辺が来年以降ちょっと楽しみなんですよね。

紙本は本当に読みたい本ということで調達すると思うのでより厳選度アップ?かな。厳選という意味では実はBL本はここで紹介している作品よりずっとたくさん読んでいます。BL感想専用ブログでもないので「感想書くにはちょっとな~」っていうものは書いていないんですよね(*゚ー゚*)なのでここで挙げているのはベスト・オブ・ベストです。

ブログ更新が減ってしまったせいで、ブロガーさんたちとの交流も減少傾向ですが細々とやっていきますのでご趣味の合う方もそうでない方も来年もどうぞよろしくお願いします!