にほひ「 太陽の匂いがする いい天気やね~ 」息子さんだろうか押してもらう車椅子に座る白髪のお婆ちゃま誰に言うことなくつぶやくような穏やかな語り口すれちがいざまに思いがけずの戴きものそうだ太陽の匂い風の匂い葉の匂い土の匂い冬の匂い澄んでいればまわりにあるたくさんの匂いに気づけるものを …感じるだけの間(ま)をもたぬ今の自分に気づかされた太陽の にほひ