今日も暖かな金沢でした。
会社で仕事をしていても、暖かな陽射しが降り注ぎ、春が来た〜！って実感。
週末だし、お花見に行く人も多いだろうな～
…と、なんと、昨日に引き続き、今日も！お花見に行って参りました。
昨日は、ひとりぼっちで、浅野川の桜を愛でながら、トンビにお弁当を狙われながら、お花見を楽しんでいたんですが。
今日は、３人です！
去年、旦那さんと2人で、桜の木の下でお弁当を食べた手取川の桜並木。
今年もきっと満開のはず。
仕事帰りにお弁当を買って、お義母さんを誘って行ってみよう！ということになって。
楽しみ〜！
仕事をしていても、ウキウキ！
今日は残業できないよ～ってオーラを出しながら仕事？（笑）
先に仕事を終えた旦那さんが、お義母さんを乗せて、oliveを迎えに来てくれました。
陽が沈むまでに、手取川に行きたい〜！
かなりタイトなスケジュールです。
大きな、大きな夕陽が沈む頃、川北町の手取川桜並木に到着。
夕陽が美しい！
満開の桜も美しい！
「さぁ～お弁当を食べよう！」
っと、桜の木の下にブルーシートを広げる旦那さん。
その様子を見たお義母さんは、ビックリしたように、
「何してるの～！私はそんなところで食べないわよ～寒いから！」
たしかに。
ごもっとも。
遮るものが何も無いので風が強い。
「車の中でお花見しながら食べましょう！」
oliveの第二プランに、旦那さんもブルーシートを片付けて車の中に。
「お腹空いたわね～」とお義母さん。
お弁当は、芝寿しさんの「さくら弁当」。
お昼の休憩時間に電話して、取り置きしてもらったんです。
鯛ごはんには、真鯛の酒蒸しに菜の花、銀鮭に木の芽、鶏肉にだし巻き卵、菜の花の和物に山菜のからし浸し、煮物に桜大福までついて。
まさに、お花見弁当！
美味しい〜！
お供のビールは、４月２日の発売以来、すっかりお気に入りの麒麟「晴れ風」
車のサンルーフからも、降り注ぐような桜が見えて。
車内は暖かくて、お弁当も美味しくて、桜は美しい〜
夕陽のグラデーションの余韻を残しながら、徐々に春の帳が降りて。
ん？旦那さん、お弁当だけでは物足りない？笹ずしも食べますか？
実家の父の大好物なのよね～
暗闇に包まれると思っていたら。
ライトアップされるようで。
幻想的な美しさに包まれて。
「おかんが喜ぶかと思ってさ、連れてきたんや。」
ちょっと照れたように響く旦那さんの声。
でも…
「…」
あれ？反応がない。
お義母さんは、うっとり窓の外を眺めていて、旦那さんの声が聴こえてないみたい。
苦笑いの旦那さん。
大丈夫、耳が遠くて聴こえなくても、ちゃんと伝わってるよ。
しばらくして、お義母さん。
「こんなちんなこと、一生の思い出になるわねぇ」
嬉しそうに、フフフと笑いながら言ってくれた。
84歳のお義母さんの、一生の思い出。
嬉しいなぁ。
でも「ちんなこと」って？
珍しいこと？
仕事帰りに手取川までやってきて、お弁当食べるって、確かに珍しい。
今度はoliveが、フフフと笑ってしまった。
oliveにとっても、一生の思い出になりました。
今夜は三日月。
写真ではわからないけど。
三日月も笑っているよう。
そろそろ帰りますか。
お腹いっぱい、oliveはほろ酔い気分で春の夜。
「お義母さん、まだまだたくさん、ちんなこと、初めてのこと、ありますよ。一緒に楽しみましょうね～」
あれ？
聴こえてない？
でも、きっと、ココロに、伝わっているよね。
「今夜は三日月やねぇ。お弁当、美味しかったねぇ」
家路に向かう車の窓から月を眺めてお義母さん。
３人を乗せた車内が、なんとも言えない満たされた空気に包まれる。
旦那さんも嬉しそう。
連日のお花見三昧。
仕事も頑張っているんですが（笑）
お正月の大震災で、何が起こるかわからないと身に沁みて。
一期一会を大切にしたいと、今まで以上に思うようになって。
切ないほど儚い満開の桜を、美しい春を、満喫しました。
皆さまもどうかお元気で。
存分に春をお楽しみ下さい。
ごきげんよう。