お彼岸が過ぎたのに、まだまだ寒い日が続いています。

明日からはようやく暖かくなりそうな金沢。

桜の開花は、まだ1週間ほどかかりそうですね。


皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。

oliveは久しぶりに風邪をひいて1週間あまり。

ようやく元気になりました。

熱は出なかったので、仕事には行っていたんですが、身体がダルいし、鼻声で別人のよう(笑)

「風邪をひいてるoliveさん珍しい!」

と同僚に驚かれながら、健康の大切さを噛み締めていました。


ちょうと同じ時期に、大谷選手のショッキングな事件があって、どんなに辛くて悲しいだろうと思うと、oliveの気持ちまで沈んでしまって。

oliveが心配してもどうにもならないんですが…ほんとにひどい裏切りで胸が痛みます。


さて、こんな訳で、身もココロも元気のなかった3月23日土曜日の夜。

ずーっと前から予定されていた「ある仕事」があったんです。

今年度、町内会の仕事で「女性防火クラブ」のメンバーになっていて、年に1度だけの仕事が「消防車に乗ること」!

初めてなので、何をするのかわからないまま、仕事を終えた後、町内にある消防団に到着。

夜の7時集合。と言っても、女性防火クラブのメンバーは2人だけです。

おぉ〜!消防車だっ!

この消防車に乗るのが仕事??
と思っていたら。
春の火災予防週間で、町内会をグルグル消防車で走りながら、マイクで防火活動の呼びかけをするらしい。

えぇ~!乗ってるだけじゃダメなの?
風邪ひいてるんだけど~!!
…と、消防団の方から、紙を渡されて「お二人交代で、繰り返し、この通りに読んでくだい。」

「…わかりました」


生まれて初めて消防車の後部座席に乗り込んで。

おぉ~高い!見晴らしが良い!

マイクを渡されて、アナウンス、スタート!

風邪声なので、自分の声じゃないみたい、ハスキーボイスがマイクを通して響き渡る。


「ただいま、春の火災予防運動週間です〜」

紙に書かれた文字を必死に追って読み上げる。

「焚き火の火は、しっかりケシビしましょう…」

あれ?消し火じゃない!ショウカだ!消火!

なんて間違いも(笑)


鼻声だけど、喉の痛みは無いので、慣れてくると、だんだん楽しくなってきて。

まるでウグイス嬢!?

と、すっかり良い気分。


消防車は、細い路地をスイスイ走り抜けて、同じ町内でも知らなかった道をグルグル回る。

でも、火災なんて起こって欲しくないから、この道を消防車が走るのは予防運動の時だけであってほしい。


およそ50分ほど走って、消防署に到着。

「お疲れ様でした~!」

すっかり喉がカラカラだけど、貴重な体験は楽しくて、来るときよりも元気になっていた。

孫にいつか、ばぁばは消防車に乗った事あるよ~って話す日が来るかな。


さて、近ごろ読んだ小説の中から「神様の定食屋」を紹介します。

中村颯希(なかむらさつき)さんの作品で、双葉文庫のライトノベルです。
アマゾンで「あなたにオススメ」の小説としてポップアップされたので、思わず気になって読んでみました。

両親を突然亡くして、兄妹が定食屋を継ぐんだけど、料理も接客も苦手な兄が、神社の神様にお願いしたところ、この世に未練を残した魂が憑依して、大切な人の為に料理を作る…
という、軽〜く読めるファンタジーあり、ツッコミどころあり、の短編連作です。

帯に「感涙」って書いてあるけど、そこまで感情移入はできなかったかな。

でも料理の描写が美味しそうで、お腹が空きました!

「神様の定食屋」は、2冊め、3冊めも文庫本で出ているので、人気があるのだと思います。


様々な登場人物の想いを受け取って、兄妹がどんな風に成長していくのかも楽しみです。

軽く読める、あったかーい小説がお好みの方、オススメです。


3月もあと少し、今年度もあと少しですね。

本格的な春まで、あと少し。

皆さまどうかお元気で。

ごきげんよう!