自分には友達がいないと、ずっと思ってた。

一緒に仕事する仲間はいるし、人付き合いが悪そうな雰囲気ではないと思っているんだけど、仕事以外で連絡を取ることは全く無い。

LINEの登録も、ほぼ家族親戚だけで、休日に出かけたり、食事に行く友達もいない。

まぁ、基本的に1人が好きだし、旦那さんと出かける事が多いしね、無理して作るものでも無いしね、友達って。

と思ってた。


ところが、1月1日の地震以来。

ブログやSNSで知り合った方からメッセージをもらったり、もう何十年も会ってない旧友から電話やメールをもらった。

中には昔の年賀状を探して、携帯電話にかけてくれたのに、oliveが見知らぬ電話で出なかったら、さらに探して自宅にかけてくれた旧友も!


「◯◯ちゃん、大丈夫だった?」

ちゃん付けで呼ばれるなんて、あまりにも久しぶり!

電話の向こうの声は、学生の頃とはずいぶん違うけど、人懐っこい話し方は変わってない。

何十年もの時間を飛び越えて、あの日のすぐ後に、今があるかのようだった。

懐かしい!

そして嬉しい!


「大変な事になったね。大丈夫?」

心配そうな声は、「写真立てが1つ落ちただけ」と伝えると、パーっと明るい声に変わった。

その後のおしゃべりの楽しかったこと!

これが「友達」なんだなぁと思いながら。

自分にも友達がいたんだなぁ、と思いながら。


地震のおかげで。

なんて言うと、被災地の方に申し訳ないけど。

「家族のきずな」に気づいたり、「友達」の存在に気づいたり。

こんな時だからこそ、見えないものが見えて、胸に響いて。

今度は自分が、誰かのチカラになるように、返していきたいと思いました。


さて、今月は土曜日と日曜日が休みのolive。

会社の都合ですが、慣れてないので変な感じです。

勤務先が変更になってから、通勤に片道30分以上歩いているのも、健康には良いのでしょうが、まだまだ慣れなくて。

でも、昨日は朝の通勤途中に虹を見つけましたよ。

なんだか嬉しくなって写真を撮っていたら、小学生が、虹よりもoliveを珍しそうに見ていました(笑)

今日は、雨が雪に変わり、寒い1日。
被災地は電気が無くて、どんな寒いだろうと思うと胸が痛みます。
テレビをつけると、ますます辛くなるので、久しぶりに本を読むことに。
発売と同時に購入したのに、何かと忙しく読んでいなかった「窓ぎわのトットちゃん」の続編です。
ご存知の通り、黒柳徹子さんの幼少期の自叙伝「トットちゃん」は、1981年の発売以来、世界中で翻訳され、自叙伝としての発行数でギネス記録になっています。

続編を書くつもりは全く無かったそうですが、今の時代だからこそ、戦争の体験、戦争の悲惨さ無意味さを伝えたくて、筆を取ったそうです。

41年ぶりに書かれた、トモエ学園を卒業してからの、トットちゃんのその後。
近年の黒柳徹子さんの活動、ご活躍は知ってはいても、日本有数のヴァイオリニストの娘として生まれ裕福に育ち、大戦中に青森に疎開したこと、広い視野と素晴らしい行動力を持つお母様の元で、個性溢れる才能をどのように伸ばしていったのか、まるで知らなかったので、自叙伝と言うより小説のように一気に読むことが出来ました。

現在90歳の、いつもの笑顔のその奥に、こんな人生があったなんて。
短所だと思っていた個性を長所に変え、あらゆることに前向きに、楽しみながら取り組んできた精神力。
まさに、語り継がれるべき「トットちゃんのその後」。
あらゆる年代の方、あらゆる世界の人たちに愛される続編が誕生しました。

トットちゃんを読み終えて、ココロが温まった後は、野菜タップリのポトフでカラダも温まりましたよ。
お鍋いっぱいのポトフ。
今日は、加賀蓮根も入れてみました。
ホクホクして美味しい〜!

明日も休みのolive。
どんな1日になりますか。
皆さまもどうかお元気で。
ありふれた日常に心からの感謝を。
ごきげんよう!