「平成」も、いよいよ残すところ1週間となってしまいました。
先週の「天皇皇后両陛下奉迎」から感激冷めやらぬolive。
ブログの更新が遅くなってしまったのですが・・・
あの日の感激のお裾分けに・・・と買って帰ったお土産が、会社の同僚にとっても好評で!
紹介させていただきますね。
 
その名は「いといんせんべい」
漢字では「絲印煎餅」と書きます。
 
伊勢の名物、伊勢の和菓子と言えば「赤福餅」
oliveも妹たちと外宮前のお店で食べて、いつもながら美味しかったのですが・・・
旦那さんのお土産には買って帰ったものの。
会社のお土産に「赤福」は無理・・・
 
と、伊勢市駅の売店で「うーーーーん」と悩んでいたolive。
目に留まったのが、「いといんせんべい」。
あれれ!懐かしい!
 
oliveが遥か昔の女子高1年生の春。
伊勢神宮の近くで「新入生交流会」のような学校の旅行が一泊二日であって。
クラス別に劇の発表をした時に、oliveは男子学生の役になって、学生服を中学の頃の友達に貸してもらって。
その学生服を返す時に、伊勢のお土産に買ったのが「いといんせんべい」。
その男子学生は純粋に仲の良い友達だったんだけど(笑)
御礼の品を何にするか、ずいぶん悩んだことを覚えてる・・・
 
あれから何十年も経ってるけど、「いといんせんべい」は昔と変わらない素朴な姿、素朴な価格。
手に取ろうとしたoliveの横で、妹が。
「このお菓子!素朴だけど美味しいよね~~!
小さな丸いお煎餅が、昔は10枚入っていたんだけど、美智子様に献上した時、7枚だけ召し上がって、3枚を懐にしまわれたんだって。それ以来、店主は、7枚包みに変えたらしいよ~~」
へぇぇぇぇ~!
 
・・・と言うワケで、oliveの会社のお土産に買って帰ることに。
それが、こちらの「いといんせんべい」
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直径は3.8センチ。
卵の香りがふわぁ~として、サクサクの手焼きせんべい。まさに、素朴な日本の味。
明治38年に、伊勢神宮を参拝される天皇陛下に献上する為に、播田屋さんが作ったのが始まりとか。
「いといん」とは、室町時代に生糸の取引に使われていた銅の印鑑の事で、16種類ある印が、お煎餅に押されているのだとか。
 
お値段は20包で1030円とお手頃価格なので、果たして会社のみんなに喜んでもらえるか心配だったoliveだけど・・・
意外なほど好評で、oliveの方が恐縮しちゃうほど。
「両陛下も召し上がった、こんな由緒あるお菓子をいただけるなんて・・・」
「一枚一枚印が違うんですね。家に持ち帰って、母と頂きました」
「知ってますよ~伊勢でしか買えないお菓子ですね!」
「両陛下を奉迎された記念のお菓子ですね!」
なんて嬉しい言葉をいただいて!
 
もし伊勢にいらっしゃる機会があれば。
赤福だけじゃなく、ちょっと目立たない素朴な「いといんせんべい」も、手に取って下さいね。
会社のお土産に、喜ばれること、間違いないですよ~!
 
今も、ワインのお供に「いといんせんべい」をポリポリ・・・
卵の風味たっぷり、お腹に優しくて、美味しい~!
播田屋さんではネット通販に対応していないようですが、「おかげ横丁オンラインストア」では購入できるようです。
気になる方はこちらをどうぞ。
 
ではでは、残りわずかの「平成」を大いに楽しんで、新しい時代を迎えましょう。
ごきげんよう!