『みーちゃんとカキ』
今週のタイトル、みーちゃんとカキだけではなく、
三生と寺、りょーちんと漁師、モネと気象予報士・・・・
震災を経て、何ができるのか?と静かに強く思う若者たちの思いを描いた週だったのではないでしょうか。
役に立ちたい。
だけど、あの日を体験し、人を救うことの重さに迷う三生。
寺は継がないと決めたものの迷っている。
役に立ちたい。
あの日、津波で種ガキが消えた。
種ガキがなくなったら、日本からカキが消える。
養殖の種ガキは、石巻や松島といった種ガキの生産地から購入していて、あの震災で被害に遭う。
地元で種ガキを生産することができたら・・・
みーちゃんは、高校生の自由研究とも思えない課題に挑んでいる。
だが、研究にはお金がかかる。
みーちゃんの研究にはお金が回らないのが現実。
理想と現実。
現実より理想を追い求めるのが若者の特権でもあり甘さでもあるのよね。
まさに、夢と現実の狭間でもがくみーちゃんだけど、若さゆえの、言ってはいけないことを口にしてしまう。
役に立ちたい。
あの日、島にいなかったモネ。
みーちゃんに、お姉ちゃんは津波を見ていないから・・・・
疎外感・・・
あの日を共にできなかったからこそ、自分にできることを探すモネ。
島に帰省して、海と山がつながっていること。
海の仕事が空が重要な意味を知る。
天気のことをもっともっと知りたいと願うモネ。
幼馴染たちが役に立ちたいと静かにもがく中で、一人現実を生きるりょーちん。
家を失い仮設住宅暮らし。
きっと母も亡くしたのよね?
船を失った父は、アル中に?
情けないと父を見下したり、見放したりしないりょーちん。
優しく父に寄り添う。
りょーちんの優しさがいつか・・・壊れてしまわないかと心配になる
静かに強い物語に目が離せない毎日です。
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