姉さん、事件です!~「ヒーローを作った男~石ノ森章太郎物語~」感想。 | oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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朝ドラ「スカーレット」から、連続ドラマの感想を、
ひと味加えて、自分味に料理します。
ゆるりとご試食くださいませ♪

姉さん、事件です!

 

昨年から、お涙頂戴物語ではなく、

ジャンルは違えども昭和の偉人を扱った作品になり、

24時間テレビドラマ枠面白くなったんじゃないのかな~ラブラブ

 

今年は、仮面ライダーとかサイボーグ009等々の

新しいヒーローを生み出した石ノ森章太郎さんと

お姉さんをモデルとしたお話でした。

 

姉さん、事件です!

このセリフが有名なドラマ「HOTEL」原作も、

石ノ森章太郎さんだったのね。

 

当時ドラマ観てる時、

出演場面が一切ないのに、

姉さんの存在感が半端ないって!

と思っていたのが、このドラマを観て合点だわーーー!

 

「ヒーローを作った男~石ノ森章太郎物語~」感想を♪

 

最初は、ながら見だったのだけど、

徐々に前のめりなっていった。

 

有名なトキワ荘を舞台に、

赤塚不二夫とか藤子不二夫と交流を深め、

また切磋琢磨するシーンの数々にマンガ好きは心躍ったでしょう。

 

あたしの心躍る?シーンは、

風呂ではなく流しで体を洗う、

石森氏(中島健人)と赤塚不二夫(林遺都)

ダブルケントによる水浴びからのお尻丸見えーーー!

何?サービスショットなんけ?

 

サービスショットも忘れないドラマに、

意外とセリフもいいのよ。

 

喘息で体が弱い姉。

石森氏にマンガの影響を与えた姉が、

手塚治虫の言葉。

愛されるとはどういうことでしょうか?という姉の問いに、

自分が進む道を知ること。

愛されている自分は未来の自分の姿。

この言葉で上京を決意。

トキワ荘のマドンナになる。

 

弟を助け励まし、トキワ荘の人々の癒しになる姉。

青春を満喫するトキワ荘のみんな。

 

だが青春が終わる時がやってきた。

姉の死。

23歳の誕生日前日に亡くなってしまった姉。

背中をさすってほしいと頼まれたのにさすらず、

発作が治まったから大丈夫だと映画を見にいってしまった。

 

後悔しかない。

 

後悔が募り逃げたいと思うようになり海外へと。

 

戻ってきても後悔は消えない。

そんな石森氏に赤塚不二夫は、

人は悲しいまま怒ったりできる。

だから悲しいまま笑うこともできるはずだ。

 

そうだね。本当にそうだと思う。

心の奥には悲しみがずっとあってそれでも笑っていたりするもの。

 

赤塚不二夫の言葉に救われ、

マンガ道まっしぐら。

 

海外で目にしたサイボーグをヒントに、

サイボーグ009の連載をはじめる。

 

そして、仮面ライダー誕生へと。

ウルトラマンに劣らないヒーロー依頼され、

誕生したのがクワガタでもカブトムシでもなく

バッタをモデルにした仮面ライダー。

子息の意見で決まったエピも微笑ましかった。

 

完全なるヒーローではなく、

不完全なヒーローを描き続けた石ノ森章太郎。

 

風が教えてくれる。

風がこのドラマの軸となり小道具になって、

ライダーベルトへと繋がる。

 

風で変身する!

ライダーベルトがまわる。

 

手塚治虫の嫉妬話や、トキワ荘友情物語、

姉との絆、親子愛・・・

すべてのバランスがよかったんじゃないのかな~

 

姉さん、事件です!

姉さんは、ずっと石森氏の支えだったのね。

 

風が吹く。

爽やかな一瞬の風を感じたよ。

風を受ける姿がセクシーだったよ、中島健人くん♪

 

特別出演。

藤岡弘に唐沢寿明の使い方がーーー!

愛されるばかりじゃダメ、愛されないとダメ。

うん、愛されとるあはは・・・

 

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