山にもある社会の縮図~「淳子のてっぺん」感想~ | oliveのドラマ帳~風に吹かれて~

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朝ドラ「スカーレット」から、連続ドラマの感想を、
ひと味加えて、自分味に料理します。
ゆるりとご試食くださいませ♪

年末に再放送されていた、

NHKドキュメンタリー「田部井淳子 人生のしまいかたを観て、

手にとった一冊「淳子のてっぺん」

 

 

テレビでは、2016年に亡くなった、

登山家・田部井淳子さん、5年間の“終活”の映像記録。

病と闘いながら山に登り、被災地・東北の子どもたちにエールを

送り続けた前向きな姿を伝えてました。

 

物語は、東北の子供たちの交流からはじまります。

女性だけの隊でエベレストを目指し登頂に成功した

田部井淳子さんの人生とは・・・

 

 

 

好きが基本にあって、

だけど好きだけではできないことの方が多い。

この本で改めて感じたのでした。

 

ドキュメンタリーでも思ったですが、

田部井さんの旦那さまが素敵です。

旦那さまの人柄もてっぺんです。

 

「やってみなくちゃわからないことを、やる前から悩んでどうするの」

「無理なんてしていないさ。結婚する時ふたりで決めただろう。

世の中の夫とか妻とかいう型にはまらないでおこうって。

男も料理だって買物だって子育てだって、やろうと思えばなんでもできる。その上司は、何もできないんじゃない。

やろうとしないだけさ」

(本文より)

 

できないと決めつけて、

やろうとしないだけの自分に優しく問いかけてくれ、

自分はやるべきじゃない、できないし、怒られちゃうし・・・と

言い訳してる世のお父さんへのエールとも思える言葉苦笑

 

 

「なぜ生きるのかってことと同じだよって。

なぜ生きるかを知るために、人は生きる。

なぜ山に登るのかを知るために、山屋は登る」

 (本文より)

 

人が生きるには、人が夢を叶えるには、

一人ではできないとういうことも教えてくれました。

 

女なんか登れるか!といわれていた時代。

 

チーム力、プロジェクト力、精神力、コミニュケーション力、

リーダ力、ユーモア力・・・

 

山にもある社会の縮図を背負って登った

女性登山家たちの勇気に胸が熱くなります。

 

淳子のてっぺんが何だったのかは、

読んだ人へのご褒美ですよね好

 

 


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