12月に読んだ本まとめ＆2018冬ドラマ原作本。

12月の読書メーター
読んだ本の数：7
読んだページ数：1746
ナイス数：328

革命のファンファーレ現代のお金と広告の感想
つっこむぞーー！と鼻息荒く読み始めたのだが・・・あら、面白かった。アンチの利用法、信用とは何か？そして良い作品を作れば売れることはない。当たり前のことなのに目からウロコ。何事も向こうからやってくれると待っている人は読むべし。やる気革命のファンファーレが鳴るかもよ(^^ゞ
読了日：12月30日著者：西野亮廣
 血縁の感想
昨今では親族間犯罪のニュースをよく耳にする。可愛さ余って憎さ百倍というより血は水よりの濃いから起こる事件のように思えた短編集「血縁」。短編集なのでいろんな血縁姿が登場。ホラーかよ！と思えた「オンブタイ」が印象深い一冊でした。
読了日：12月24日著者：長岡弘樹
 花のれん (新潮文庫)の感想
朝ドラ「わろてんか」モデルの作品と知り読んでみました。クズ夫はどちらも共通していますが、主人公の肝の据わり方が違いますな～自分が笑うことで人も笑顔にさせる朝ドラヒロインではなく、自分を押し殺し商いで笑わすための行動力がすごいですな！商才とはこういうことなんでしょうと合点。夫亡き、「二夫に目見えず」朝ドラもそうなりそうですが意味合いが違ってそうで今から不安です(^^ゞ
読了日：12月17日著者：山崎豊子
 つぼみの感想
この作品の「つぼみ」は、あと一歩という意味だと思った。それぞれ一歩をとい話しの中で、「晴れた日に生まれたこども」から～『迷ったら心地いいほうへ』お前が言うな！男の言葉なのに救われるのよね。何気な日々に何気ない言葉が沁みる一冊でした。
読了日：12月17日著者：宮下奈都
 回転ドアは、順番に (ちくま文庫)の感想
ドラマがキッカケで。短歌といえば学校と俵万智。その程度の知識がなかったのだが、言葉ってすごいねーーー！３１文字で紡ぐ世界にうっとり。短歌で紡ぐ男女の深まり（ＳＥＸ）もあり。ドキドキ、爽やかさ、恥じらいもありつつエロくもある？といろいろ想像してしまうのよ(^^ゞ「空よそらよわたしははじまる沸点に達するまでの淡い逡巡」
読了日：12月10日著者：穂村弘,東直子
 やめるときも、すこやかなるときもの感想
貝のごとくピタリと自分を隠した強気のちょっと前の自分なら、男のフォルダ保存純粋さに苦笑していたかも知れぬが、弱気の自分が顔を出してしまう出来事に遭遇した今は、不器用な二人が愛おしく思えてならない。貝のむき身になるのも悪くないと思える。他者の痛みに寄り添える二人に幸あれ。
読了日：12月10日著者：窪美澄
 月の満ち欠けの感想
女の一念岩をも通す。この言葉が浮かんだ女の執念深さ。男はそれを純愛と呼ぶ？月が満ち欠けるように、生と死を繰り返す。怖いわーー！ホラーだわーーー！だけど悔しいけどイッキ読みしちゃう面白さでした。ラストのホラーさは、男はフォルダ保存だからなのかしら(^^ゞ
読了日：12月03日著者：佐藤正午

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