今日は3月11日。
あの日から10年たちました。
長かった様な、あっという間だった様な…
鮮明にあの日の事は思い出せます。
あの日、海から近い実家に行く予定だった私はちょっとした偶然が重なって予定が遅れ、自宅で地震に遭いました。
まだ幼かった息子を抱きしめて裸足で家の外に飛び出し、小雪の舞う中波打つ我が家の屋根をただただ眺めていることしかできませんでした。
揺れがおさまったのを確認して車の中に一時避難。エンジンをかけると車のラジオから大津波警報のアナウンス。
慌てて実家の両親に何度も何度も電話をしてやっと繋がり、無事を確認。
実家の様子を見に行けたのは地震から3日後でした。
当時、近くにできたばかりの高速道路のおかげで直接的な津波被害は免れました。
それでも、壁に残る水の後。
庭には瓦礫と遺体。
実家から500m海側へ行くと、瓦礫だけが残り何も無くなってました。
あの地震の後から後悔しない様に、後悔しない為にやりたい事は後回しにしない❗️と決めた。
未だに海には行けない自分がいる。
10年前、沢山のモノや大切な人たちを失った。
10年たって得たものも沢山あるけれど、まだまだ失ったモノに比べたら足りなすぎる。
息子の小学校の時の校長先生が赴任してすぐの始業式で言った一言目が「自分の命は自分で守って下さい！お願いします！」だった。
すごく重くて切なかった。
津波の被害に遭われた学校から赴任してこられたから余計にその言葉が響いてきた。
もう10年、まだ10年。
人によって様々だと思うけど、まだまだ忘れてはいけない。
まだ元どおりではない、復興の途中なのだから昔話にしてはいけないのだと改めて思った1日でした。
気持ちが落ち着かず感情のまま、乱文ですみません💦