*当ブログはこの記事でもって終了します。
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あと一人、どうしても合格を伝えたい人、それは1990年春のH通訳案内士養成スクールのクラスメートで、秋の英検準一級の2次対策で出会ったGさんだ。
Gさんの連絡先を書いたアドレス帳は実家に置いてある。合格がわかった後、実家に帰省し、持って帰ってきた。
手紙にしようか迷ったが、Gさんもご自身の合格の報告を電話してくれた。なので、私も電話しよう。久しぶりに声が聞きたい。話したい。ドキドキしながら番号をプッシュし、プルルという音を聞く。緊張はピークに達している。
「もしもし」としわがれた男性の声が聞こえてくる。Gさんではなく、爺さんが電話に出た。お父さんは他界されたと聞き、年の少し離れたお兄さんがいると聞いたけど、もしかしてお兄さんか?
「あの~、Gさんのお宅でしょうか?」
「違います」
えーっ、違うの~!! でも無理はない、あれから27年も経っているのだから。
「時々、Gさんの名前でかかってくるのだけど、引っ越されたようですよ」
いつくらいからですか?と尋ねると、五年程前からです、と。引っ越し先は知りませんか?と無茶苦茶なことを尋ねてしまった。わかりません、との答えが返ってくる。当然だ。
謝罪して、電話を切った途端、体の力が抜けた。
Hで一緒だった共通の友人とも20年近く疎遠になり、受験から距離を置いているかもしれないのに連絡しづらい。おまけにおそらくその友人もGさんと疎遠になっている可能性が高い。
どうしよう………。前から考えていた方法を実行しよう! 限りなく可能性は低いけど。
訳あって離ればなれになってしまった人を探し出し、再会させてくれる、涙脆いTさんが司会するあの番組に応募しよう!
綺麗な桜の便せんを買い、Gさんとの思い出話や会いたい気持ちを訴えて投函した。
それからしばらくしても番組からは連絡はなかったため、またもう一度お願いの手紙を出した(2017年10月頃)。
実家の母は「縁のある人とはまたいつか必ず会えるよ」という。
Gさんへ
F(旧姓)です。
大変ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
やっと今年、通訳案内士試験に合格しました。
Gさんに合格の報告ができることをとても嬉しく思っています。
お互いがむしゃらになって勉強したり、くだらないことで笑い合ったり、27年も経つのにあの頃のことが鮮明に目に浮かびます。ほんと、Gさんの言う通り、青春していたなぁと。今でも少しも変わっていないです。
その節は励ましてくださって、一緒に勉強してくださって、アドバイスしてくださって、本当にありがとうございました。
Gさんとお会いしたいです。会って積もり積もったお話をしたいです。
お会いできる日が必ず来ると信じています。