終了後、小教室へと案内された。前年度の何となく通ったんじゃないかなという感覚は今回、全くなかった。去年の審査官は二人とも笑顔でネイティブの審査官はスピーチも質疑応答でも「良いね」と繰り返し言ってくれていたから。それでも落ちたのだ。

合否はまったくわからない。審査官と神のみぞ知る、だ! 運を天命に任せている。これで試験が終わったから、当面母の看護と実家のことに気持ちを向けよう。

 

解散後、通訳案内士団体がチラシを配っていたかどうか忘れた。配っていたかもしれないけど、シケた顔して歩いていたからパスされたのかもしれないな。

帰りの電車の中でスマホをいじり、H通訳案内士養成スクールのブログを怖々と開き、受験後の感想を読む。通訳はそばと干潟の問題しかアップされていなかった。もしかしたら最初から2種類の問題しか用意しておらず、前後の受験生と交互に出題されていたのかもしれない。1回の時間帯で4種類もの問題を作成するのは大変だろう。しかし、干潟の問題、難しい。イヤと言うほどガイド関連の単語を詰め込んだが、干潟って単語使わないから何て訳したら良いかわからない。

 

最寄り駅から歩いて帰宅する。昼食を作る元気もなく、近所のカジュアルフレンチレストランでランチしようと夫に提案した。食事中、夫は「どうだった?」と遠慮がちに尋ねるので、「あまりできなかった」と首を振った。合格基準は6割とのことだが、100%満足できるものでなければ「できた」と答えられない。

ランチ後、母のことで手伝いがあるため、夫と一緒に車で実家に向かい、私だけ一泊する。