株式投資の勉強をしています
株を売買する場合の注文方法について
大きく3種類あります。
●成行(なりゆき)注文
●指値(さしね)注文
●逆指値(ぎゃくさしね)注文
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成行注文とは
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売買する時に、値段を指定せずに、相場の成り行きに任せる注文方法です。
「いくらでもいいので今すぐ買いたい」
「いくらでもいいので今すぐ売りたい」
・・・という感じです。
売買が成立した場合の値段は、成立した売買の相手によって決まります。
成行注文は価格優先の原則から、指値注文より優先して売買が成立します。
成行注文をした人が、一番有利な売買の相手と取引することになります。
例えば
成行買い注文をした場合は、売り注文の一番安い価格から順に買うことが出来ます。
(その時一番安く売り注文をしていた人と売買が成立します。)
成行売り注文をした場合は、買い注文の一番高い価格から順に売ることが出来ます。
(その時一番高く買い注文をしていた人と売買が成立します。)
つまり、早い者勝ちということになります。
《成行注文のメリット》
取引が成立しやすい
簡単で初心者向き
《成行注文のデメリット》
相場が大きく変動した時には、投資家の予想以上に高く買ったり、安く売れてしまう
売買の注文の数が極端に少ない銘柄に成行注文を出すと、予想よりかなり高い値段で買ったり、予想よりかなり安い値段で売れてしまうことがある
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指値注文とは
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希望する売買価格を指定して注文する方法です。
買う場合は、上限価格を指定し、売る場合は、下限価格を指定します。
「A銘柄を950円で100株買いたい」
「B銘柄を900円で1000株売りたい」
・・・という感じです。
買い注文は、指定した値段以下の売り注文が出れば約定出来ます。
(指定した値段以下の売り注文が出なければ約定しません。)
売り注文は、指定した値段以上の買い注文が出れば約定出来ます。
(指定した値段以上の買い注文が出なければ約定しません。)
《指値のメリット》
希望する価格で売買できる
必要な金額を予測出来る
成行注文のように、予想以上に高い値段で買ってしまったり、予想以上に安い値段で売ってしまったりという危険性を避けることができる
特に取引量の少ない(出ている注文量が少ない)銘柄の場合に利用すると良い
《指値のデメリット》
希望する値段で売買する相手がいなければ、取引が成立しない
約定まで時間がかかることもある
株価が注文価格に到達しなければ売買出来ない
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逆指値注文とは
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逆指値注文とは、一般的に、株価が投資家の指示した一定の価格条件に到達した時、直ちに発注するという条件を付けた注文です。
通常の指値注文とは逆で、指定した価格より高くなったら「買い」、指定した価格よりより安くなったら「売り」の注文が可能となります。
「900円まで下落したら成行で売り」
「1,000円まで上昇したら成行で買い」
・・・というように、注文の予約を出しておく方法です。
通常の指値と逆指値を同時に行うツイン指値という方法もありますが、このサービスを行う証券会社は限られています。
《逆指値のメリット》
希望する株価で売買出来る
立会時間中に株価の動きを見ながら取引出来ない忙しい投資家にとって便利
注目銘柄の上昇を予想して利益アップを図ることが出来る(一定の条件で利益を確定することが可能)
損失拡大を回避するリスクコントロールが出来る(リスクを最小限にすることが可能)
《逆指値のデメリット》
指値注文と同様、株価が注文価格に到達しなければ売買出来ない
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