今の病棟、よく言えば慎重派のドクターが多い。
悪くいえば、意気地なしです(笑)。

さて、何の話?って思うので説明します。

患者を家に帰す話です。

終末期の患者さんを病院の医師は中々帰したがりません。
症状が悪化するから家族がたいへんとか、
とにかく色々言って、帰るタイミングを逃します。

前の病棟のドクターも慎重派で、帰りたいと言う患者を
帰し損ねていました。これは医者だけが悪いわけではなく、
看護師も調整が後手に回っていたり、医者を説得する力が
無かったりすることも原因でした。

でも、前の病棟は退院調整にすごく力をいれるようになり、
多くの終末期の患者さんを自宅に帰すことに成功しました。
医師も数日で再入院してくると思っていた患者が、
1ヶ月ぐらい自宅で過ごせたりする症例を経験するうちに
帰す事が当たり前になり、現在は、自宅に帰すことに積極的です。

患者を家に帰すと言う成功体験を詰むうちに、
先生もどうやって家に帰してあげようか?って視点で常に関わるようになるんですね。
また、度胸もついて、結構リスキーな患者でも、家族と患者に覚悟があれば、
先生も覚悟を決めて帰します。


今の病棟は、そういう成功体験が医師も看護師もないので
帰りたいと言う患者を帰そうとしません。私は、帰りたい患者を
帰したい人なので、中々これから大変だなと思っています。

でも、患者と家族に帰る覚悟があるなら、
往診、訪問看護、あらゆるサービスを入れて返してあげたいです。

私のこの気持ちが、今の病棟で消えないよう、神様にお祈りします。