『あなたはこの世でひとりしかいない、大切な人です。』
何度でも言いますね😸
真夏がそこまで迫ってくる熱感の日ですね☀️
夏バテの先取りをしないようにしたいものです😽
『発達段階』というテーマですが、これは看護師や保育士が教育課程で必ず学習する用語です。
エリクソンやハヴィガーストが提唱した概念で、人生のそれぞれの段階(乳児期〜老年期)をエリクソンは8つ、ハヴィガーストは6つに分類しています。
発達段階のそれぞれに達成していくべき『発達課題』というものがある、とされています。
生まれたばかりの乳幼児期は、親との愛情を形成し基本的信頼を築く時期。
老年期は自己統合と絶望の時期と言われています。
つまり、人間はその年代に伴って欲求や人生の目的が変わっていきます。
以上で、極めて簡単に「発達段階」と「発達課題」についてご説明しました。
看護や保育の現場のみならず、占いの場面においても、この「発達段階」とワードは強く意識することがあります。
昔、私が10代から20代にかけて占っていた頃は、お客さまから依頼される占いのテーマの9割以上は「恋愛」でした。
お客さまの年代も当時の私と同世代の若者がほとんどだったので、当然と言えば当然かもしれません。
エリクソンの発達段階の特徴として、22才〜40才頃を「成人期」とし、
発達課題=親密性VS孤立
獲得=愛
つまりこの時期に家庭を築くための恋人・配偶者を見つけるという課題があるので、強力な本能として恋愛や結婚が最重要課題になります。
⚫︎「彼氏彼女がまだいないので、いつ頃出会いがあるか?」
⚫︎「バイト先に気になる人がいるが、付き合える可能性はあるか?」
⚫︎「恋人はいるが、結婚はどうなるか?」
⚫︎「相手が2人(又はそれ以上)いるが、どっちを選べばよいか?」
大体上記のような、相談内容がほとんどでした。
時は流れ私は50代になり、20年以上のブランクを経て再び占い師になりました。
お客さまの年代も自分と同世代の方が多いです。
すると、占いの主な相談テーマは様変わりしていました。
我々は現在、40才〜65才頃の「壮年期」にあたります。
発達段階=生殖VS停滞
獲得=世話
自分の子ども達が独立するまで、養育という義務が課題となります。
他には親子関係以外の育成(上司と部下、先生と生徒など)、親世代の介護問題、社会的役割の重さなどを果たしていく時期になります。
20代の頃のように、「恋」や「結婚」に対し、もう死ぬか生きるかのような切迫感はほぼありません。
〈もちろん個人差は大きく一概には言えないです。看護師として勤務していた頃、70代から80代の患者さんから「性」の問題について相談を受けることも少なくなかったぐらいなので〉
ご相談内容は、子どもさんや配偶者などの家族関係についてがやはり多いです。
他には親世代への介護問題、仕事について、人間関係について、金銭的な問題、自分の老後についての不安、健康に関すること。
*病気の診断や治療については占いはお受けしていません。
恋愛や結婚については、ご自身よりもお子さんの恋愛結婚問題について本当に多いです。
一方では、シニア期の恋愛問題も増えています。
しかし、生きていくことに直結する仕事やお金、介護問題について、壮年期はご不安が深まる年代ではあります。
そして、これらの問題のほとんどには子ども時代の発達課題が達成されていないことが原因にあります。
乳幼児期の親(お世話する大人)との基本的信頼感、幼児期の自主性・意欲の獲得、承知心と罪悪感の克服、学童期の劣等感の克服、勤勉性の獲得、青年期のアイデンティティの確立等等…
人間は
『与えられるものが与えられないと、満たされないと、そこに深い穴があきます。そして、その穴を後から後から無意識に埋めようとします。
もし埋まらない(与えられない)場合は、何らかの歪みとなって、自覚的な苦しみが増加したり、問題行動に繋がることがあります。』
そして、家族関係や職場の人間関係におけるストレス、社会的役割の欠如、恋愛の不具合など、様々な苦しみを抱えて、長年解決出来ないことが多いです。
虐待やうつ病などのメンタル疾患が深刻な社会問題となっていますが、背景にあるのは個人が赤ん坊の頃から未解決となったままの発達課題と関連しています。
しかし、年齢を重ねた方々に対し、発達課題を解決していくことは不可能ではありません。
ここで占い師やカウンセラーが一役買えることが出来ると私は考えています。
『家族関係』のブログでもお伝えしたように、個人の「過去」を根本から表出し、可能な限りの「尊重」をすることで、必ず癒すことが出来るのです。
繰り返し言いますが、尊重する対象は今現在のその方だけでなく、全ての過去となります。
次回は、発達段階における魂のニーズについて触れさせていただきます。
あなたに特別な特別な、幸あれ❣️