遠けれど面影にして
見ゆというものを』
みちのくの まのの
かやはら とほけれど
おもかげにして
みゆというものを
これは『万葉集』に
載せられている
笠女郎(かさのいらつめ)
が詠んだものです
真野の萱原は
都の方にとっては
遠くまだ見ぬ地
美しいと言われる
その憧れの地に
想いをはせ
愛しいひとに
逢いたい気持ちを
みちのくの
真野の萱原を
想うように
あなたの事を
想っています・・・と
笠女郎(かさのいらつめ)
がその想いを歌にこめて
大伴家持(おおとものやかもち)
におくられた恋の歌です

真野の萱原では
ありませんが
あまりにも夕陽が
綺麗でしたので



