梅雨の合間の八ヶ岳を訪れました。
原生林が広がる森には、訪れる人もなく静寂が広がっていました。
そんな中で、ウツギの花や、ノバラの花がひっそりと咲いています。
清楚な白い花は森に似合います。
ウツギの花。
ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木。
茎の中が中空なので、空木(ウツギ)と呼ばれています。
別名ウノハナとして「卯の花の におう垣根に、~夏は来ぬ」と歌われている花。
旧暦の4月を「卯月」というのも、このウツギの咲く月という意味だそうです。
これは、初夏にあたります。
バラ科の落葉性のつる性低木。
これは葉がつるつるしているのでテリハノイバラかもしれません。
漢方
では果実
を営実
(えいじつ) と呼び
、利尿剤
・下剤
とするそうです。
森の奥に続く道、最後は道もなくなっていきます。
人の入り込まない自然がまだまだ残っています。
私たちもここで引き返しました。