美容院の鏡に映る顔を見て、
輪郭が変わっていることに気づく。
大きな鏡を使って見せられた後頭部の髪は、
ボサボサとした印象。
皮膚の弛みや、毛穴の変形に、
そういう年齢になったのだと、
しみじみと感じた。
骨盤底筋群のゆるみ。
右手の母指CM関節症の痛み。
ヨガポーズの後に痛みだす、膝関節の古傷。
もう、そういった年齢。
それを受け入れて、
どう生きるかを考えていかなくちゃ、と思う。
何をやめ、
何を続けて、
何を新たに始めるか。
姿勢を良くしたい。
スタイルを整えたい。
そんな思いが芽生えていたけれど、
まずは、
健康な体づくりだと、そう感じた。
10歳年上の夫にそのことを話すと、
「10歳も若いのに、何を言っている」
と、励ましてくれる。
夫自身が60歳だった頃と比べて、
私はずいぶん体力がないという。
夫は、長年、会社勤めをしてきたので、
「通勤」という運動を、毎日、数十年続けてきた。
私はと言えば、
結婚して30数年は専業主婦。
子育てや家事はしてきたけれど、
運動に変わるものを、積極的に行ってはこなかった。
その積み重ねの年月が、
夫との差なのだと言う。
だから、
「そういう歳、という捉え方をせずに、
今は、そういう症状にある、と思えばいい」
と言う。
そして、
この症状が少しでも改善されたら嬉しいな、
という気持ちで取り組めばいい、と。
なるほど。
自分のありのままを受け入れることと、
ちょっと後ろ向きに受け止めることは、
違うのだな。
今、私は〇〇な症状にある。
それを悲観することなく、
また、囚われすぎることもなく、
丁寧に向き合っていこう。
長い人生の中に、
色々な時期があることを、
私は知っているのだから。