地中海型食事の特徴 | オリーヴァ内科クリニック ~地中海型食事のすすめ~

オリーヴァ内科クリニック ~地中海型食事のすすめ~

生活習慣病の改善を中心に健康増進を目指すクリニックです。
最新の体組成計で栄養状態を分析しながら、専門の医師及び
管理栄養士による綿密な指導を行っております。

地中海型の食事は、以下のような特徴があります。

ぜひ、1つからでも毎日の食生活に取り入れてみてくださいwink


1.油脂はオリーヴオイルを使います。

オリーヴオイルは一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸を75%含み、

悪玉といわれるLDLコレステロールを下げ、また、

多種多様な抗酸化物質を多く含むため、動脈硬化の進行を抑える効果があります。

オリーヴオイルを上手に使うと野菜や豆を美味しく摂ることができ、

血糖値の急上昇を抑え、脂溶性のビタミンの吸収を良くすることにもなります。


2.主食には硬質小麦のセモリナを原料としたパスタや玄米を使います。

かみ応えのあるパスタや玄米は満足感が得られ、またGI値が低く、

食後の高血糖を抑えます。


3.緑黄色野菜やきのこ類を多く使います。

野菜・きのこ類には、血糖値の急上昇を抑える食物繊維が多く含まれています。

食事の最初に野菜やきのこをたっぷりと使うことことで食後の高血糖を抑えます。


4.魚からよい栄養成分を逃がさないで調理します。

魚(特に青背の魚)にはn-3系の多価不飽和脂肪酸である

EPAやDHAが豊富に含まれており、血栓性疾患を予防したり、

動脈硬化の進行を抑える効果があります。

地中海型ではオーブンを使い、オリーヴオイルと共に調理することで直火から魚を守り、

魚の油を強く変性させず、逃がさずに摂ることができます。


5.お肉は飽和脂肪の少ない仔牛や仔羊を使い、

網焼きにしてオーブンで焼き脂肪を落としながら調理します。

仔牛や仔羊は脂が比較的少なく赤身が中心のお肉です。

網焼きやオーブン焼きにすることで余分な脂を落とし、より低脂肪に仕上げます


6.乳製品は低脂肪のナチュラルチーズを使います。

プロセスチーズ(加工チーズ)ではなく、

ナチュラルチーズ(加熱処理していない)で

低脂肪のモッツァレラチーズやパルメザンチーズを使います。