パドリングの速度を0.1ノットでも上げる為、
柔術で相手が突然、熊さんに変更になっても、自分が鮭でない事を説明するまで、生き長らえるよう、日夜通っているトレーニングジム。
汗と熱気で蒸し返る室内で、耳をすませてみた。
「うぉりゃぁ~」
「いける、いける!!」
「せいっ!!」
「ハァ、ハァ」
「イチッ!シュー、ニッ!シュー!」
こだまする筋肉野郎達のうめき声。
ロッカールームでシャワー浴びて、周りを見回してみた。
フルチ○で鏡に向かって、ポーズを決める男達。
生まれたままの姿で相手の筋肉を誉め合う、猛者達も。
ここはいつでも、男祭り。
気持ちが悪くなってきた。