滅多に撮らない花を写した。
この草ぼーぼーをどうにかするか、と重い腰をあげたのだ。
もう雑草っていうか草むらだね。
子どもの時、チューリップの中には親指姫が
入ってるって信じてて、中を覗くのが怖かった。
親指姫なんてかわいいのにと思うだろうが、
あんなちっちゃな人間に話しかけられるのなんて
まっぴらごめんだと子供心に思ってた。
だから私は親になってから、チューリップがだんだん開いてくると、
小さかった中学生と高校生によく「ほら、親指姫にもうすぐ会えるよ」って
言っていた。
本当はちょっとだけ怖がらせてみたいという思いがあったけども。
次の日2才ぐらいだった中学生が、庭のチューリップのつぼみを
全て無理矢理こじ開けた残骸を見つけたときは、
子どもにも色々ととらえ方があるんだなと
妙に感心したものだ。
朝の戯れ言でした。


