都立駄菓子菓子l高校1年Z組日誌より抜粋 | ★ONSEN★の徒然!!サブカルチャー中毒!ブログ★

都立駄菓子菓子l高校1年Z組日誌より抜粋

彼は、その無口な青年不流川カナデの大ファンだった。

おれもいつか、数多の高校からの勧誘を「近いから」とゆー理由で全部断るんだ!と、幼稚園バスに乗りながら、遠い未来、クールな男に成長しているであろう自分を想像しながらニマニマ笑った。
その時、金時若干五歳。

が、彼はあまりに若すぎた。そりゃ彼はこの時は普通の感性を持つわんぱくな子供だった。
子供の夢なんてコロコロ変わる。金時も例に漏れず、その夢はお空の彼方にポローンと忘れてきてしまったらしい。

幼稚園時代の終盤なんて「俺、カポエラの選手にかる!!テスノートって漫画に出てくるエルルってやつが凄いんだ!やつも甘いもの好きだし、コレって運命?」なーんて園長先生に目をキラキラテカテカさせて熱く語っていた。

が。
小学校入学と同時に彼の生活は一変した。詳しくは割愛するが、とにかく夢を見る余裕はなくなった。
金時は「税金は払っているんだから元はとる」という考えの元、彼は学生の本文である勉強に勤しんだ。
中学時代も同様、「税金は~以下略」という考えのもと至極普通に勉強をしていた。
部活にも
「学校経費で活動できるのなら」
という考えから数多の部活を掛け持ちし、素晴らしいパフォーマンスを披露し結果を残した。

そう、彼は天性のド器用体質であったのだ。


★解説★

金時は金に執着しています。何故かなぁ。