都立駄菓子菓子高校1年Z組日誌より抜粋 | ★ONSEN★の徒然!!サブカルチャー中毒!ブログ★

都立駄菓子菓子高校1年Z組日誌より抜粋

金時編



今日、4月9日。温暖化現象により桜の季節はすっかり早まり、校門から続くスロープの脇の桜並木はすでに葉桜と化し、爽やかな緑の葉っぱ散らしながら、これまた爽やかな真新しい制服に身を包んだ新入生を迎えいれた。

嗚呼、風情が無い。ほんの××年前は満開の桜が生徒達を今か今かと待っていたというのに。葉桜は嫌いではないが、一度位、昔のマンガで読んだ「桜の季節に入学式」というシチュエーションを体験してみたいもんだぜコノヤロー。
そんな懐古趣味な思考を巡らせている男が1人、ポツポツとスロープを登っていた。
彼の名は時雨金時。後に「土下座の帝王」と呼ばれる事になるとは想像もつかないくらい、見目麗しい少年だ。

時刻は7時半。入学式は8時45分から。彼は生徒の中で一番乗りに登校した。
この都立駄菓子菓子高等学校は、今年新設されたばかりの超超エリート高校。入試試験は、公立高校なのにも関わらず学校独自の超ハイレベルな入試試験を実施。一説にはNASAレベルと噂されているが、その入試問題に関しては全ての受験生に箝口令がしかれ、何故か公にはされていない。公開されているのは「偏差値70・御三家より上を目指したい者を求む。あ、施設とかは超キレイだから期待しててねビックリマークby理事長」たったこれだけ。
兎に角、この学校に通う全ての生徒はその未知の入試試験にクリアした、知能レベルが人よりも頭100個分位ドカンと飛び抜けた連中なのだ。日本の高校生の頂点に君臨すると言っても過言ではない。
そんな高校に金時は入った。
理由は「近いから。」
90年代週刊少年チャンプ黄金期と呼ばれた時期の一角を担った「プラムタンク」という青春バスケマンガに登場する、天才バスケ少年、不流川カナデが、数多のバスケ名門高校からの勧誘を断った時に言った理由がコレなのだ。
「近いから。」

金時はその時「コイツかっこいい」と思った。

★解説★

金時偏スタート!!

ちゃんプもプラムタンクもお分かりですよね。。。?