2月14日 日曜日
松本清張の短編、すぐ書けるから、もう少し書きます。
犯人が捕まるのが、刑事コロンボみたいで、かわいそうだったりする。後味悪いのよね。でも、捕まらなかったらもっと嫌になるかなあ。
昭和25年ごろ。兄と妹が東京で二人で暮らしている。兄と妹はそれぞれサラリーマン。妹は、戦争で、夫を亡くしている。この辺が、昭和~。
妹は、よく流行歌を歌う。兄が、会社の同僚を連れて帰ってきたとき、上海帰りのリルを歌ってた。上海帰りのリルって、もっと前の歌かと思ったら、戦後だったのですか。私は昭和50年より前の歌は、まとめて聴いたので、時代がわからない。
妹が、死んだ夫の墓参りに行くと言って、2泊ぐらいの旅に出る。が、一週間たっても帰ってこない。兄は捜索願を出す。
旅先で、身元不明の死体があると言われ、服装とかが一致するので、兄が確認に行くと、妹だった。
妹は、ホテルで、心臓の発作で死んだらしい。ホテルの人が言うには、男性と二人で泊まっていたが、男性は逃げたと言う。妹のバッグからは、名刺とか、身分がわかるものがなくなっていた。
しかし、ホテルの人が言う男性が、兄の同僚に似ていた。同僚には妻子がいるのだ。兄は同僚を会社の屋上に呼び出し、聞いた。同僚は、兄に謝る。会社に不倫がバレたら首になるので逃げたのだと言う。
妹は、心臓が弱かったので、死んだのは同僚のせいではないにしても、兄は同僚が妹を遊んだことが許せなかった。
兄は、しばらく考え、ある計画を立てた。
絶対に、バレない殺人をして、同僚を殺そう。すぐ殺すと、バレるから、7年かけるのだ。兄は復讐の鬼となる。
兄は、同僚を許すと言い、仲良く装った。しかし、あまり親しくなってはいけない。兄は、会社を辞め、田舎のほうで、まったく別の仕事についた。別の同僚に、時々手紙を書き、会社が懐かしいので、みんなの近況を知らせてほしいと書き、同僚がどうしているかを教えてもらっていた。
青酸カリを手に入れた。昭和25年ぐらいだったら、仕事関係で、手に入りやすかったみたい。とにかく、7年も我慢するわけなので、刑事が辿れないだろうという計画だ。
同僚は、出世して、支店長とかになった。7年たった。兄は、有給を取り、東京に行く。同僚と偶然町で会う(下調べをしていた)。同僚は居酒屋に誘う。隙をみて、兄はビールに青酸カリを入れる。その時同僚は酔っていて、歌を歌った。上海帰りのリル。
傍を通った女給が、つられて歌った。上海帰りのリルは7年後でも知ってる人は知ってる歌なのね。
同僚はビールを飲んだ。兄はさり気なく席を立ち、店を出る。だれも自分を知ってるものはいない。同僚はもうすぐ死ぬだろう。
しかし。上海帰りのリル。あの女給は、それを警察に言うだろう。そして、自分の顔もこんなだったと言うだろう。警察が来るのは時間の問題だ。だが、後悔はしていない。
というところで終わる。やっぱ、完全犯罪は出来ませんでした。
すごいシスコンですね~。殺人よりもっと嫌なこと思いつかなかったのかしら。いや、それもまた自分がみじめになるだけなんだが。
今日の夜ごはんは、カレーうどん。レトルトです。ワインに合う。サラダは、プチトマトを足してみました。とにかく、毎食、酢と油をとれば、炭水化物がちょっと罪の意識が減るのです。