スペインの1億3000万年前の白亜紀の地層から
カルカロドントサウルス科の新種の
ほぼ完全な骨格が発見された!
コンカベナトル 学名(Concavenator corcovatus)
2つの脊椎骨が他の脊椎骨よりも
40cmほど盛り上がった突起があることだ。
腰から大きなコブをもつという
他の恐竜には見られない特異性をもつ恐竜に
復元されている!
このコブはラクダ同様に肉厚な体組織で
脂肪を蓄えていたかもしれないと研究者。
そのほか異性を惹きつけるなどのディスプレイや
熱を発散し、体温調節に使われた可能性もあるようだ。
しかし発見はそれだけではない!
前肢の骨に小さなコブが一列に並んでいたことだ。
これは鳥類の一部にも見られる特徴で、
その小さなコブは羽毛の基部であると見られている!
つまりコンカベナトルの前肢にも
羽毛が生えていた可能性は高い。
恐竜に羽毛が生えていることは今では常識であるが、
といった鳥類に近いとされるコエルロサウルス類という
1系統に限られていた。
しかし、
コンカベナトルはカルカロドントサウルス科の仲間で、
コエルロサウルス類よりも、原始的なグループの肉食恐竜に属す。
つまりこの恐竜の発見によって恐竜は
もっと早い時期に羽毛を発生させていたことになる。