ヒマラヤ山脈にはイエティ(雪男)、
中国には野人とよばれる巨大な類人猿のような怪物の
目撃証言などがある。
いずれも実際には学術的な検証が行われた例はなく、
信憑性の低い、いわゆる未確認動物と呼ばれるものだ
しかし、
巨大類人猿の現存している有無は別として
野人やイエティが目撃されるというこのあたりの地域。
中国やベトナム、インドでは巨大類人猿の化石が実際に
発掘されていた!
ギガントピテクス
属名(Gigantopithecus )
100万年前~30万年前に生息していたとみられる巨大類人猿。
発掘された化石は臼歯や下顎のみで
下顎の大きさはわれわれヒトの下顎の2倍以上という
巨大なものだったという。
その下顎にもとづくギガントピテクスの大きさは
身長3m、体重にして300~500kgと
ナックルウォーキングによる四足歩行で竹や果実など
を食べる植物食動物であると見られ、姿やその生態は
オランウータン
やゴリラ
に近い類人猿と見られているものの、
体格はゴリラの2~3倍もあり、
いずれにせよ、史上最大の霊長類だ!
しかしながら
発見された化石は歯と下顎のみというギガントピテクスの
大きさを知る上では乏しい情報量であることは確かであり
顎と歯が大きいだけでゴリラ程度ではないかという意見もあるという。
極端なことをいえば、
顎が極度に大きいニホンザル程度の大きさの
霊長類だったという話もありえなくもない話である。