エラスモサウルス 属名(Elasmosaurus )
首長竜のエラスモサウルスといえば、
大蛇のようなその8mもある長い首だろう。
特筆すべき点は、頚椎(首の骨)が生物史上最多で
その長い首は76個の骨からなっている!
キリンも首が長いが頚椎がわずか7個(哺乳類の頚椎は基本7個だ)
個々の頚椎がやたら長くなっているだけで、
クレーンのように柔軟性に欠ける。
しかし
エラスモサウルスは76個もの頚椎があるので
しなやかなムチのように屈曲できるのだ!
エラスモサウルスはそれほど高速遊泳できないタイプだが、
長い首を生かし、それだけを使って広範囲の獲物をすばやく
捕食することが可能だろう!
実際に
エラスモサウルスの化石の胃の辺りからは
カラストンビ(イカなど頭足類のクチバシ)や魚の遺骸ばかりでなく
なんと翼竜の骨まで見つかっている!
エラスモサウルスの長い首は
捕食器官として、かなりの利便性を発揮したにちがいない!
現在の海鳥のように
翼竜が空から魚やイカなどの大群を見つけるや
海面すれすれ飛行でそれらを捕らえたことだろう。
しかし
同じく魚やイカの大群を餌とするエラスモサウルスの
存在がその漁場にあった!
必然にして鉢合わせる翼竜とエラスモサウルス。
翼竜が首長竜エラスモサウルスに捕らえられることは
太古の海ではごくありふれた風景だったのかもしれない・・・。
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