恐竜が絶滅したのは6500万年前。
その直前まで生き残ったとされる2種の恐竜がいた!
最大にして最後の角竜といわれるトリケラトプス と
同じ角竜であるパキリノサウルス だ!
彼らは北アメリカ大陸の固有グループ「ケラトプス科」に属する角竜だ!
しかし、この最後の角竜たちはあまりにも対照的だ。
トリケラトプスは目の上に長大な角をもつ攻撃的な姿をしているのに対し、
パキリノサウルスは鼻の上はコブ状で大きな角を持たない、少々丸くなった感じだ!
白亜紀後期、北アメリカ大陸のみ生息したという角竜ケラトプス科は
大きく2つに分けられるのだ!
トリケラトプスは「カスモサウルス亜科」、
パキリノサウルスは「セントロサウルス亜科」だ!
カスモサウルス亜科とセントロサウルス亜科では
その頭骨に大きな違いがあるわけだが、その姿に反映するがのごとく
その性格まで大きな違いがあったかもしれない。
それを裏付ける研究結果が出てきたのはつい最近のことだ!
「荒くれ者、トリケラトプス」
http://ameblo.jp/oldworld/entry-10201289768.html
角竜は縄張りやメスをめぐって、仲間同士で角を突き合わせて闘争していたとよく言われるが、
最近の研究結果では
カスモサウルス亜科であるトリケラトプスの頭骨には
セントロサウルス亜科であるセントロサウルスの頭骨に比べ、
傷が数が10倍もあったという!
トリケラトプスをはじめとするカスモサウルス亜科の
目の上の鋭利で長大な角は、仲間に対しても容赦ない大きなダメージを与え
殺し合いのレベルまで発展していたのかもしれない!
それに対し、
セントロサウルス亜科は時代を追うごとに、角を退化する傾向にあった!
スティラコサウルス は結構、トゲトゲしい頭をしているが、
エイニオサウルス では鼻先の角は曲がってしまい、
アケロウサウルス では角をなくしてしまうという、
セントロサウルス亜科の角竜は攻撃的でなくなった種が
現れ出したのは明らかだ!
仲間同士で争いがあったとしても、仲間に対して致命的なダメージを与えない配慮といった
カスモサウルス亜科と対照的に仲間を生かす平和的な角竜だったのかもしれない。
白亜紀後期、北アメリカ大陸には
このように、大きく性質が異なる2タイプの角竜がいたのだ!
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