哺乳類には
カモノハシ のように卵で産む哺乳類。「単孔類」
カンガルー のように胎児を小さく産んで育児嚢で育てる哺乳類。「有袋類」
そして哺乳類の大半を占めるのが、「有胎盤類(真獣類)」
母親のお腹の中で大きく育ててから出産するタイプだ!
そして
その有胎盤類には大きく3つのグループに分けられる。
★ローラシア大陸(北アメリカ大陸+ユーラシア大陸)起源の北方獣類
★アフリカ大陸起源のアフリカ獣類
★南アメリカ大陸起源の貧歯目(異節類)
それぞれ別々の大陸に起源をもつこの3グループ。
その進化していく過程で大陸の分裂や移動という影響で
分岐、多様化していったと考えられているのだが、
それはどのように分岐していったのか、様々な諸説があり、結論には至っていなかった。
しかしその謎が
東工大大学院の岡田典弘教授と西原秀典助教の研究によって
明らかにされたという!
産経ニュース 2009年5月19日
http://sankei.jp.msn.com/science/science/090518/scn0905180837000-n1.htm
研究チームはヒト(北方獣類)、アルマジロ (貧歯類)、アフリカゾウ (アフリカ獣類)の
塩基配列を調べ、これら3系統はほぼ同時に枝分かれしたことを
しかし、この研究結果は
地質学の常識を覆す可能性が出てきたのだという!
このような従来の大陸移動での影響で有胎盤類が分岐したのならば
理屈からして最初に北方獣類が分岐したことになる。
しかし
今回のゲノム(全遺伝情報)分析では
3系統とも同じ時期に分岐したことになっている・・・。
それはこの3系統の有胎盤類が起源とする大陸が
同時期に分裂したことを意味するのでは・・・!
ローラシア大陸とゴンドワナ大陸が分裂した
1億2000万年前に
ゴンドワナ大陸ではさらに南米とアフリカの分裂が進んでいたことになる。
従来では南米大陸とアフリカ大陸の分裂は1億0500万年前と考えられたが
1億2000万年前にさかのぼることとなった。
岡田教授は
「いやぁ、DNAのデータが地質学の常識を覆すことになって、とてもエキサイティングだったよ」
と話している。
■追記■
なお、岡田教授は以前に遺伝子のDNA分析で
コウモリと食肉類(ネコ、イヌなど)と奇蹄類(ウマ、サイなど)が
近縁関係にあることをつきとめ
これらの動物の分類名をペガサスともじった
「ペガソフェラエ類」と提唱している。
「ペガサスをもじった哺乳類新グループ」 2006年6月28日のエントリー
http://ameblo.jp/oldworld/entry-10014095949.html
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