「和名」とは、われわれ日本人がが使用する生物の呼び名である。

それは確かな取り決めがなく、

いつでも誰でも命名することができるという。

そのためか

中には変ったというかあまりにも適当な和名を与えられた生物もおり、

印象に残ったものを紹介しよう!



■ウッカリカサゴ■
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名前の由来は

カサゴとあまりにもそっくりなため、

「いやぁ、うっかりするとこれ、カサゴだと思っちゃうよね~」

「じゃあ、コイツはウッカリカサゴってことで。」

みたいな感じでさらりと命名されてしまったという。



■バカマツタケ■
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マツタケ(松茸)にそっくりなキノコ。

マツタケといえば、松林に生えるキノコだが、

バカマツタケは雑木林に生えることから

「生えてる場所、まちがえてんじゃねぇか!」

というわけで馬鹿呼ばわりされてしまった。

それだけではない!

あいまいな和名だけならまだしも、国際的にも学術的にも正式名である学名に

Tricholoma bakamatsutake 「トリコロマ バカマツタケ」

命名されてしまっている!

キノコもたくさんの種があって命名するにも大変だから

「もう、種名はバカマツタケでいいや」となったのか。




■ニセフクロモモンガ、フクロモモンガダマシ・・・■
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オーストラリアに生息する有袋類。

モモンガやムササビのように皮膜を広げ、木から木へ滑空する哺乳動物だ!

皮膜があること以外はこのフクロモモンガに似た小型有袋類は多い。
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ニセフクロモモンガフクロモモンガダマシ

フクロモモンガモドキなんて

命名されたものもいる。

これらの有袋類はどれも皮膜を持たず、滑空ができない

なんちゃってフクロモモンガたちだ。

カレーライスの次の日の晩飯はカレーうどん的な

どれも言い方を変えただけで意味が同じという命名のされ方である!



■タツノイトコにタツノハトコ■
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魚に見えないが魚類ヨウジウオ科のタツノオトシゴ(竜の落とし子)

その姿から竜が海に子供を産み落としたように思わせるのか・・・

なかなか素敵な和名だ。

そしてその海には親戚も!

タツノイトコ(竜の従兄弟)タツノハトコ(竜のはとこ)

(ハトコとは「また従兄弟」のこと、祖父祖母の兄弟の孫にあたる人)



まだまだ

ウルトラブンブクとかカシパンとか

バルタンエビなど

変な和名のついて生物がたくさんあるが

地球上に存在する生物種の数は500万~1千数百万種といわれており、

これだけの数に名前をつけるのは大変だ。

ついつい、こういったテキトーな命名があるのだろうか。