トリケラトプス
学名(Triceratops horridus )
全長9m、白亜紀マーストリヒト期に生息した草食恐竜。
最大にして最後の角竜!
トリケラトプスといえば、
その目の上から伸びる長大な角に
盾のようなフリルだ。
まさに見るからに闘争用にしか見えないのは
言うまでもない!
米レイモンド・M・アルフ古生物学博物館や
カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館などの研究チームは
トリケラトプスの角は
仲間同士で突き合わせて争うのに使っていた可能性が高いという
最新の研究を発表したという!
ナショナルジオグラフィックニュース 1月28日
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=44178709
最新研究では角竜の角が同種間での決闘に使われたことの
その証拠が提示されているという!
トリケラトプスのように長大な2本の角で頭突き合わせたなら
お互いの頭部にはかなりの傷が付くのはいうまでもない。
研究チームは53つにも及ぶ大量のトリケラトプスの頭蓋骨を調査。
同様に同じ角竜であるセントロサウルス の頭蓋骨にも行ったという。
両者の頭を見た場合、同種同士で頭突き合わせて傷つきやすいのは
おそらく2本の角をもつトリケラトプスだろう。
そこで
「両者とも同種同士で決闘したならばトリケラトプスの頭蓋骨の方が
傷が多いはずだ」
という仮定が成り立つわけである。
実際にトリケラトプスとセントロサウルスの頭蓋骨を調査したところ
その仮定はまさにビンゴであった!
トリケラトプスはセントロサウルスに比べて傷の数が10倍
あることを突き止めたのだ!
もし肉食恐竜に襲われた傷なら、
トリケラトプスがめちゃくちゃ美味しくないかぎり
このような10倍の差が出るほどの統計的結果は
出ないはずである。
しかし、
角竜の角やフリルは仲間同士の決闘に使われたと立証されても
ディスプレーのほか、ティラノサウルスなど肉食恐竜から
身を守るといった用途に使われていたことも排除されない。
実際にトリケラトプスのフリルには
ティラノサウルス の噛み後もあるのも事実だ!
もしかすると、
仲間同士で争って傷つき弱ったトリケラトプスを
チャンスとばかりにティラノサウルスが襲ったかもしれない。
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