東ヨーロッパにあるルーマニアという国のハツェグと呼ばれる地。
そこには小さな恐竜の化石がたくさん発掘されているのだという。
イグアノドンを小さくしたようなテルマトサウルス
。
全長2mにも満たない最小のヨロイ竜、ストルティオサウルス
そして
20m越えは当たり前である竜脚類(カミナリ竜)の仲間にしては
わずか5mほどしかないというマジャーロサウルス
などなどだ。
なぜ、ヨーロッパは小ぶりな恐竜が多いのか・・・
恐竜時代
ルーマニアをはじめ、ヨーロッパの大半の地域は
海に没していたという!
ヨーロッパは「テチス海」という広大な浅い海であり、そこに島々が点在していた。
その島でこの小さな恐竜たちが独自の進化をしていた
このような離れ小島では!
★他の地域からの生物の流出入がなく
思わぬ天敵がやってくることはないので
体をデカくする必要はない。
★限られた土地では資源は乏しくエサが少ないので
体が小さい方が少ない食料ですむ。
★起伏な土地が多いので
小回りの利く小さな体の方が有利。
ってなぐあいで
体のサイズが小さくなったというわけだ。
これを「島嶼性矮小化」とよばれる
島の動物のよく見られる傾向なのだ!
しかし
すべての島の動物たちは体が小さくなるとは限らない。
逆に巨大化するものもいる。
ネズミのような目立たない小さな動物は
天敵がいないせいか逆に大きくなる傾向があるという。
そして
恐竜時代のヨーロッパの島々でもそれは例外ではなかった!
ルーマニアのハツェグで発見された翼竜。
しかし、それはあまりにも巨大化すぎた・・・。
ハツェゴプテリクス
属名(Hatzegopteryx thambema )
空前絶後の巨大翼竜!
体の大きさはキリンをも凌ぎ、翼を広げれば12mにもなったという!
有名な翼竜プテラノドンとは比べ物にならない。
これだけ巨大な翼竜だと、どのように空を飛んだのか想像し難く
翼竜でありながら空を飛べなかったではとも言われているという!
恐竜のいる風景では翼竜は空の隅っこで描かれるような脇役的な存在だが、
離れ小島では
空を飛ぶのをやめた巨大翼竜が我が物顔で小さな恐竜たちを蹴散らす
まさに大陸と島では生態系は逆転していたかもしれない。
しかし
飛ぶことのできなかったハツェゴプテリクス
力強い4本脚を使えば
ハツェゴプテリクスは空を飛べたという研究発表がなされた!
ナショナルジオグラフィックニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009010801&expand
「翼竜は極限にまで軽量化が進んだハングライダーのような生き物と
思われがちだが
アーノルド・シュワルツェネッガーのような隆々として筋肉質な体をしており
4本の脚をつかって、風も高台も利用せず、わずか数秒で飛び上がった」
と述べている。
それが本当なら
小さな恐竜たちにとって島々を巡回し空から舞い降りる悪魔だったかもしれない。
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