サバクツノトカゲ 学名(Phrynosoma platyrhinos )
アメリカの荒野や砂漠に生息する小さなトカゲ。
そのトゲトゲとした薄く幅広い体をした
変った姿のイグアナの仲間だ!
わずか6~15cmほどの小さなこのサバクツノトカゲが
生息する地では
実に天敵だらけだ!
そのためか
このサバクツノトカゲは多彩な防衛手段をもっている!
■第1段階・擬態■
その平らな体をゴツゴツとした体表を生かして地面に這いつくばる。
地面に擬態することによって
天敵に気付かれず危険をやり過ごすのだ!
■第2段階・威嚇■
それで見つかった場合は
平らな体を
逆に風船のように膨らませてビックリさせるのだ!
ハリセンボンの陸上バージョンといったところか。
■第3段階・目から吐血■
しかし、今までのは他の動物でもやりそうな
ごく平凡な防衛手段。
しかし!
このサバクツノトカゲ独特の
とんでもない最終防衛術があるという!
それは
「今回は見逃してちょ」とばかりに
手を合わせて
泣いて目から涙を流すという
生ぬるいものではない!
目から血液を吹き飛ばすのだ!
そして
その飛距離は1mもあるという!
そんなありえない防衛手段で
与えるインパクトはかなりデカい!
敵を混乱させる効果は抜群だ。
しかも
この血には
コヨーテやオオカミ、イヌなどに不快を感じさせる
化学物質が含まれているという
オマケつきなのだ!
サバクツノトカゲがコヨーテにめがけて
目から血を飛ばす動画はこちらだ!
↓
http://www.youtube.com/watch?v=gEl6TXrkZnk