ミツバチとスズメバチの戦い２

↓「ミツバチとスズメバチの戦い」、２００５年１２月頃に書いた記事

この記事で
アジアに生息するトウヨウミツバチ（東洋蜜蜂） は
天敵であるスズメバチ に大勢の仲間で取り囲み
羽を動かすことによる運動熱をもって蒸し殺すという
必殺奥義「蜂塊（蜂球）」で
スズメバチに対抗できたが、

ヨーロッパに生息する
セイヨウミツバチ（西洋蜜蜂） には
スズメバチに対抗しうる術がなかったと
述べた。

しかし！

最近になって
セイヨウミツバチにも
スズメバチに撃退する必殺技を持っていたという

事実が判明しているという！

その必殺奥義とは・・・。

「窒息スクラム」！

ギリシャのアリストテレス大学の研究チームの報告によると
スズメバチがセイヨウミツバチの巣に侵入すると
セイヨウミツバチたちはスクラムを組み
スズメバチの腹部を囲み圧迫させて、
呼吸できなくさせるという！

スズメバチは昆虫なので
腹部の気門からの空気の出し入れで
呼吸している。

つまり、その腹部を強く締め付ければ、
窒息させることができるというわけだ！
人間でいうと首を絞められるようなものと

思えばいいだろう。

しかし

スズメバチを窒息死にさせるには
平均１時間弱の時間を要するという！

やはり
スズメバチを熱死させるトウヨウミツバチ
の「蜂塊」の方が手っ取り早い必殺技であるわけだが
セイヨウミツバチはトウヨウミツバチと
比べて熱に弱いため
熱による攻撃はできないようだ。