コイの口には歯がない。

しかしながら、

ノドの奥には「咽頭歯」とよばれる

エサを噛み砕く器官があるという・・・。

コイの咽頭歯

たいていの硬骨魚類の捕食方法は


「アゴで獲物をパクつく」「吸い込む」

そして

ノドの奥になる

第2のアゴともいうべき「咽頭顎」

咀嚼するという!


しかしながら、

体が細長いため、吸い込む力がなく

ノドの奥に獲物を運びこめない

魚がいる!


ウツボだ!


ウツボ  学名(Gymnothorax kidako


ウツボ  

硬骨魚は口の中で水流を利用した吸引力によって、

獲物をノドの奥に運び、捕食するわけだが、

ウツボはサンゴ礁の海での獰猛な捕食者でありながら、

その力が備わっていないという

しかし!

最近、ウツボがどのように

獲物を捕らえるかわかったという!
ウツボの咽頭顎  

ウツボの第2のアゴともいうべき立派な「咽頭顎」だ!

ノドの奥にあるため、吸い込む力がなければ、

ここまで獲物を運び、咽頭顎で獲物を捕らえることはできない

ただの宝の持ち腐れになってしまう。



ウツボの飛び出す咽頭顎  

しかし、なんと!

ウツボの咽頭顎は筋肉の伸縮によって

ノドから前方へと飛び出し

がっちり獲物を掴み、

ノドの奥にまで一気に引っ張り込むという

咽頭顎が前後に駆動するのだ!


まさにおいしい獲物を見た瞬間、

ノドから手が出るほどとはこのことである!