オーストラリアの農民に自殺者が増えている・・・。
2002年からさらなる乾燥が目立ち、
未曾有の大干ばつ、水不足に
見舞われているオーストラリア。
穀物は育たず、穀物大量輸出国でありながら、国内需要さえも賄えず
家畜のエサを緊急輸入するほど事態は深刻なんだという。
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■昔のカンガルー■
そんな乾燥した大陸オーストラリアで
5000万頭の生息し大繁栄しているのがカンガルー。
カンガルー 属名(Macropus )
乾燥に強く、後ろ足で勢いよく跳ねながら移動する
平原向きの動物である。
しかし、
人類がこの大陸にやってくるより
はるかはるか昔には森が広がる湿潤な気候だったかもしれない。
★「カンガルーの祖先は飛び跳ねなかった」AFPBB News(2007年12月7日)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2322161/2432733
オーストラリア・クイーンズランド州の
約2300万年前の地層から新種のカンガルーの化石が発見され
絶滅したナンバルー属の新種だそうだ!
ナンバルー 学名(Nambaroo gillespieae)
大きく逞しい前足をもっており、現生のカンガルーの
ように後ろ足2本で飛び跳ねることはなく、
4本の足で走り回っていたという。
そして
親指は他の指と向かい合う「対向指」になっており、
大きなつま先と柔軟な足は現生のキノボリカンガルーと同じく
木を登れたという。
エカルタデタ 学名(Ekaltadeta )
2500万年前に生息。
キラーカンガルーと呼ばれる肉食性のカンガルーで、
やはり前足は大きく、現生のカンガルーとは
違った姿をしていた。
大昔のカンガルーの姿は
今のカンガルーの姿はかけ離れているわけだが、
1000万年前~1500万年前に乾燥化が進み
森林から草原に変り、
現在のようなジャンプをし,草を食べる大型の動物に
進化したカンガルーが現れたということになったわけだ!
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■今のカンガルーと家畜■
地球温暖化の影響でオーストラリアの大干ばつが
引き起こされていると言われているわけだが・・・。
★地球にやさしいカンガルーのオナラ AFPBB News(2007年12月6日)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2322073/2432200
地球温暖化を促す温室効果ガスといえば、
工業の煙突の煙や車の排気ガスを思い浮かべるが
農業依存度の高いオーストラリアやニュージーランドでは
なんと
ウシやヒツジといった家畜のゲップやオナラにある
メタンガスが
温室ガス総排出量の高い割合を占めるという!
オーストラリアでは総排出量の14%
牧羊で有名なニュージーランドでは
なんと50%にも達するという!!
ところが
自然界に棲むカンガルーのオナラには
なんとメタンガスが含まれていないのだとか!
そのわけは、カンガルーの胃の中には特殊なバクテリアが
常在しているためだという。
また、
このバクテリアは消化効率を上げ、
エネルギー吸収率は15%も向上!
そのため、そのバクテリアを家畜に移植する
研究が進められ実現できれば
エサ代は数百万ドルも節約できる計算になるという。
経済的にも環境にも、まさに一石二鳥というわけだ!
一方、
★ヒツジ肉よりカンガルー肉 AFPBB News(2007年7月12日)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2251983/1771276
地球温暖化の懸念が高まるなか、
メタンガスを排出するヒツジやウシの家畜を減らし
自然界のカンガルーを食べるべきという主張もあるという。
- カンガルーハンバーグ(パテ)6枚入り
- ¥1,400
- TheMeatGuy.jp