■古生代ペルム紀■

2億9500万年前~2億5000年前


それは恐竜が現れる前の時代・・・。

この時代、隆盛をきわめたのが

「哺乳類型爬虫類」と呼ばれる

哺乳類の祖となるグループだ!


ワニやヘビなど爬虫類と比べ

哺乳類の1つの特徴といえば

門歯、犬歯、臼歯といったように

異なる形の歯を持つことが特徴だ!


ネコの犬歯

当然、ネコ科動物など肉食の哺乳類は犬歯を鋭く発達させて、

獲物にピンポイントに強力なダメージを与え、

より大きな獲物も倒すことに一役をかっている!!

それは哺乳類の祖である哺乳類型爬虫類、

特にその中でも「獣弓類」と呼ばれる肉食動物で

既に顕著に出ていた!

現生の肉食獣以上にだ!

リカエノプス  学名(Lycaenops ornatus
リカエノプス

ペルム紀のオオカミと呼ばれるコイツは体長1mと小ぶりだが

オオカミのように集団で、やはり目立って発達した犬歯を武器に

巨大な獲物を狩ることができたといわれている!


ゴルゴノプス  属名(Gorgonops

ゴルゴノプス

発達した犬歯はもちろんのこと。

もう1つ、化石から吻部には

感覚ヒゲが生えていた!

この感覚ヒゲのおかげで、視力を頼らずとも

暗闇を行動できることを意味する。

夜な夜な奇襲する油断ならない闇のハンターだ!


そして!

ペルム紀最強と呼ばれる大物!!


それがコイツだ!

エオティタノスクス  学名(Eotitanosuchus olsoni 


エオティタノスクス

全長は大型ワニ級の6m!そして頭骨の長さは1mを越える!!

そして、史上最大と呼ばれる犬歯、いや剣歯だ!!

その剣歯は13cm・・・。

サーベルタイガーの「スミロドン 」の剣歯に24cmに

及ばないように思えるが、

この13cmとは途中で折れてしまった長さなのだ!!

エステンメンノスクスを襲うエオティタノスクス

水生だったといわれるエオティタノスクスは

ワニのように水中から獲物に忍び寄り、

強面の草食の獣弓類「エステンメノスクス 」などを

襲い掛かったといわれる!!


サーベルタイガーのような長大な剣歯。

ワニのような奇襲戦法。

「ワニ+サーベルタイガー」の合成魔獣のような

かなりヤバイ強力な捕食者だったに

ちがいない!!


BBC ウォーキングwithモンスター 前恐竜時代 巨大生物の誕生
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