エレベータに乗って自宅に戻ろうとしたら、


おっ!子猫だ。
寄ってくる子猫

鳴きながら、おぼつかない足取りで

私に走り寄り、まとわりついてくる。


体毛はかなりパサついており、

目ヤニで片目が完全に塞がれた

きわめて健康状態が悪い子猫だ!

そして、よく見るとあちこちに小さな傷を

たくさん負っている。


まさしく私に助けを求めているのはわかるが、

私の家は市営住宅なので

家で飼ってやることもできないのだ!


残念だが、あの子猫が長くないだろう・・・と思いながら

そのまま放っといて帰った。


しばらくして、

小学校から帰ってきた娘とその友達が

その子猫を

連れて帰ってしまったのだ!


なんでも、その子らの話によると

数羽のカラスに取り囲まれ

クチバシで突かれながら虐められていたから

助けたのだとか!


カラスに襲われる子猫


あのたくさんの傷はカラスによるものかと思いながら、

カラスなら子猫ぐらい簡単に殺傷できたはずだ。

なるほどカラスの性格上、

子猫を楽しみながら、じわじわいたぶろうと

したわけだな。


しかしながら家で飼うことはできないと

告げると


娘とその友達は

なんとか保護しようと

子猫を抱きながら、近所をうろうろしていた。


おそらく保健所行きか、カラスの餌食になるか

この子猫の行く末を考えている状況の中、

最良の選択は何も思い浮かばず・・・、


近所には極秘裏に


この子猫を飼うことに決めちゃった・・・。


拾った子猫1   拾った子猫2


茶トラで白足袋(脚の先が白い)の子猫だ!そしてオスだ!


白足袋猫(犬)というと葬儀に死んだ人が白足袋を履くので

縁起が悪いというらしい・・・。


獣医に体の状態を見てもらったが、

毛にノミはおらず、便に寄生虫はいないので一安心だ。


猫はきれい好きらしいが、

一発でトイレのする場所(猫砂)を覚えてくれた。


しかし、よく私の手とか足とかしょっちゅう咬んでくる。

寝ているときも咬んでくるので困りものだが、

これは聞くところによると

歯が生えはじめた頃は歯茎が痒いらしいので

よく咬むのだとか。